港の見える丘公園イギリス山地区・バラとカスケードの庭

港の見える丘公園イギリス山地区・バラとカスケードの庭

横浜港を眺望する神奈川県横浜市の高台に位置する港の見える丘公園。幕末から明治初年にイギリス陸軍が駐屯し、イギリス公使館が建てられたことが由来のイギリス山地区の最奥部、横浜市イギリス館(旧英国総領事公邸)の背後にあるのが「バラとカスケードの庭」。西洋館の私庭のような優雅な雰囲気が漂っています。

西洋館の裏庭のような雰囲気が漂う

港の見える丘公園イギリス山地区・バラとカスケードの庭

カスケード(cascade)とは、連なった小さな滝のこと。
横浜市イギリス館と山手111番館の間にある噴水広場から階段状の小滝となっって庭に流れ落ち、さらに小さな渓流でロックガーデンを形成しています。
奥へと歩けば山手111番館(旧ラフィン邸)で、庭園側にはテラス席のある喫茶「カフェ・ザ・ローズ」が営業しています。
天気のいい日なら、このテラス席も庭を眺める一等席。

庭園内にあるソメイヨシノの大木は、港の見える丘公園開園(昭和37年)以前からこの地にある巨木です。
バラは80種500株が植栽され、「香りの庭」(100品種、500株)、「イングリッシュローズの庭」(150種1000株)とともに港の見える丘公園のバラの名所になっています。

港の見える丘公園を探勝する多くの人は、展望台までで帰ってしまう人が多いのですが、その南側に素敵な庭園が隠れているのです。

港の見える丘公園イギリス山地区・バラとカスケードの庭
名称 港の見える丘公園イギリス山地区・バラとカスケードの庭/みなとのみえるおかこうえんいぎりすやまちく・ばらとかすけーどのにわ
所在地 神奈川県横浜市中区山手町14
電車・バスで 横浜高速鉄道みなとみらい線元町・中華街駅から徒歩3分、またはJR石川町駅から徒歩20分
ドライブで 首都高速横羽線横浜公園ICから約1.8km
駐車場 元町第一駐車場(90台/有料)など周辺の有料駐車場を利用
問い合わせ 横浜市都心部公園 TEL:045-671-3648
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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