ウミウ展望台

ウミウ展望台

神奈川県三浦市三崎町、三浦半島南端の城ヶ島の太平洋に臨む断崖の上にあるのがウミウ展望台。城ヶ島一の景勝地・馬の背洞門から遊歩道で島の台地上へと上がった先、赤羽根海岸の上がウミウ展望台で、神奈川県の天然記念物「城ヶ島のウミウ・ヒメウ及びクロサギの生息地」を一望にします。

ウミウが城ヶ島の断崖で越冬

ウミウ展望台

城ヶ島の太平洋側は断崖と、関東大震災など過去の大地震で隆起した岩棚ですが、台地の上は、日本アルプスの山上を思わせる独特な草原風景が広がっています。
太平洋から吹き付ける強風と、降り注ぐ日差しが創出する風衝低木の草原地帯。
生育するクロマツも風を避けるように島の内側に傾いて枝を伸ばしています。

高さ30m、延長2kmの海食崖を利用して越冬するのがウミウ、ヒメウ、そしてクロサギ(留鳥)。
とくにウミウ展望台のある赤羽根海岸の先、赤羽崎が生息地で、展望台から岬の断崖を眺望できます。
ウミウ、ヒメウは北日本の冷涼な気候で繁殖し、10月末頃城ヶ島の断崖にやって来て越冬。
翌年の4月まで姿を見ることができ、最盛期にはウミウが1000羽以上を数えます。


クロサギは、南方系のサギなので、城ヶ島や房総半島が北限です。

ウミウ展望台
名称 ウミウ展望台/うみうてんぼうだい
所在地 神奈川県三浦市三崎町城ケ島
電車・バスで 京浜急行線三崎口駅から京浜急行バス城ヶ島行きで27分、終点下車、徒歩5分
ドライブで 横浜横須賀道路衣笠ICから約16km
駐車場 城ヶ島第3駐車場(92台/有料)・城ヶ島第2駐車場(15台/有料)・城ヶ島第1駐車場(22台/有料)
問い合わせ 三浦市観光協会 TEL:046-888-0588/FAX:046-888-5914
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
馬の背洞門

馬の背洞門

三浦半島南端の島、城ヶ島の南側に広がるテラス状の岩礁地帯にある高さ8m、横6m、厚さ2mの海食洞が馬の背洞門。城ヶ島灯台や商店街のある島の西部から台地上に上がり、尾根沿いに洞門横に下るルート、海岸の岩畳の上を歩くルート(高波時は歩行できませ

城ヶ島砲台跡

城ヶ島砲台跡

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『城ヶ島の雨』詩碑・譜碑

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2024年1月20日(土)~2月4日(日)11:00~16:00、神奈川県三浦市三崎町城ヶ島、三浦半島最南端の城ヶ島、県立城ケ島公園で『水仙まつり』を開催。城ヶ島の台地上にある散策路周辺には八重咲水仙など30万株が植栽され、1月中旬〜2月中

 

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