開成駅前第2公園・ロマンスカー(3100形)

開成駅前第2公園・ロマンスカー(3100形)

神奈川県足柄上郡開成町、小田急電鉄小田原線・開成駅の駅前、酒匂川(さこうがわ)近くに整備された公園が、開成駅前第2公園。開成駅東口D地区土地区画整理事業で、平成12年度に整備された公園で、そのシンボルとしてロマンスカー(3100形)の先頭車両が「はこね」のヘッドマークを付けて静態保存されています。

愛称は「ロンちゃん」と命名

ロマンスカー3100形NSE車(3181号車)は、小田急電鉄株式会社が平成13年1月に開成町に譲渡したもので、愛称を募集して「ロンちゃん」と命名されています。
3181号車は、昭和41年3月に運用が開始され、昭和60年に車体の改修を受け、平成11年7月17日に廃車になっています。
静態保存される先頭車両は、塗装が劣化したため、「クラウドファンディング型ふるさと納税」で平成31年4月に全面塗り替えが実施されています。

外観見学は自由ですが、毎月第2、第4日曜、あじさいまつり開催期間、夏休み中の土・日曜、お盆に公開されています。

ロマンスカーの代名詞、ロマンスカー3100形NSE車

歴代ロマンスカー
歴代ロマンスカー、左から初代のSE、NSE、LSE(ロマンスカーミュージアム)

昭和35年9月、箱根ロープウェイの早雲山〜大涌谷〜桃源台の全通によって、箱根登山鉄道、ケーブルカー、芦ノ湖の海賊船、箱根登山バスを使った「箱根ゴールデンコース」が誕生。
箱根への旅行者の増加を受けて、「安全」「経済」「デラックス」「魅力」「快適」「高速」という6項目を設計のスローガンにして、小田急が昭和38年3月16日に投入したのがロマンスカー3100形NSE車。

先頭車両に展望席を設け、ロマンスカーの代名詞ともいえる車輌で、昭和39年には鉄道友の会のブルーリボン賞を受賞。

現在、先頭車輌2両・中間車輌1両がロマンスカーミュージアム(神奈川県海老名市の海老名駅に隣接)で保存展示されるほか、3181号車(先頭車輌)が開成駅前第2公園に静態保存されています。

開成駅前第2公園・ロマンスカー(3100形)
名称 開成駅前第2公園・ロマンスカー(3100形)/かいせいえきまえだいにこうえん・ろまんすかー(さんぜんひゃくけい)
所在地 〒258-0021 神奈川県足柄上郡開成町吉田島4507-4
関連HP 開成町公式ホームページ
電車・バスで 小田急開成駅からすぐ
ドライブで 東名高速道路大井松井IC約4km
駐車場 なし/周辺の有料駐車場を利用
問い合わせ 街づくり推進課 TEL:0465-84-0321/FAX:0465-82-5234
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
ロマンスカーミュージアム

ロマンスカーミュージアム

神奈川県海老名市、小田急線小田原線・相鉄本線海老名駅に隣接する地に、令和3年4月19日にオープンのロマンスカーミュージアム。小田急電鉄としても開業以来初となる屋内常設展示施設で、開業当時の車両であるモハ1の展示など、ロマンスカーの魅力が詰ま

 

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