浦島屋

浦島屋

明治20年頃、当時、三角港(明治三大築港)と呼ばれていた三角西港に誕生したコロニアル様式のホテル「浦島屋」。明治26年7月22日には、旧制熊本五高(現在の熊本大学)の英語教師を務めていた小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)もこのホテルで朝食をとっています。現在の建物は復元ですが、世界文化遺産・三角西港のシンボル的な存在です。

設計はグラバー邸と同じ小山秀之進だと推測されています

建物の設計は大浦天主堂、グラバー邸などの設計を担い、三角西港建設にも関わった小山秀之進(天草の御領大島出身)だと推測されています。
三角港築港に関わった小崎義明(天草出身の初代代議士)が経営し、山下磋一郎・芳夫妻が実際の運営を行ないました。

明治32年に開通した九州鉄道の終点が三角東港となりホテルはやむなく廃業し、明治37年8月にホテルから日露戦争の傷病者の病院に転身。
さらに建物は明治38年に解体されて中国・大連に運ばれて、大連の日本旅館として再生しています。

現在の浦島屋は平成4年に数枚の写真を基に透視図面を作成し、かつての姿に復元したもの。
資料館として公開されています。
1階の一部は「カフェギャラリー・ラフカディオ」として営業しているので、散策途中の休憩スポットに絶好です。

日本唯一の現存する明治の港湾施設の三角西港ですが、館内では三角築港の由来や歴史年表、浦島屋の歴史などを展示解説。

浦島屋
名称浦島屋/うらしまや
所在地熊本県宇城市三角町三角浦
関連HP宇城市公式ホームページ
電車・バスでJR三角駅から徒歩20分
ドライブで九州自動車道松橋ICから約30km
駐車場第1駐車場(30台/無料)・第2駐車場(9台/無料)・第3駐車場(7台/無料)・第4駐車場(27台/無料)・来場者用臨時駐車場(27台/無料)
問い合わせ宇城市教育部文化課文化財世界遺産係 TEL:0964-32-1111
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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