天草西海岸サンセットライン

天草西海岸サンセットライン

熊本県天草郡苓北町から南に熊本県天草市天草町、河浦町、牛深町までの天草西海岸は、東シナ海に沈む夕日が美しい海岸線。天草灘に沿って南北に延びる国道389号はその愛称が「サンセットライン」。地元市町村では、天草西海岸サンセットラインと銘打ってPRしています。

天草市は「天草夕陽八景」を選定

天草西海岸サンセットライン
マリア像の夕陽
天草西海岸サンセットライン
十三仏公園の海岸線

昭和31年に雲仙天草国立公園として指定を受けた美しい海岸美を車窓から目にすることができますが、天草市では8ヶ所を「天草夕陽八景」に選定。
魚貫黒石の夕陽、遠見山公園の夕陽、小森海岸の夕陽(旧牛深町エリア)、マリア像の夕陽、拝瀬鳴瀬の夕陽(旧河浦町エリア)、下田の夕陽、十三仏公園の夕陽、大ヶ瀬の夕陽(旧天草町エリア)の8ヶ所で、どこで夕陽を眺めようかと迷ってしまうほど。
大ヶ瀬は沖の岩礁で「日本の夕日百選」選定の西平椿公園公園から眺望できます。

天草市内にはそれ以外にも鬼海ヶ浦展望所、妙見浦、「快水浴場百選」に選定の白鶴浜(以上旧天草町エリア)などがあります。
苓北町でも富岡地区四季咲岬公園で、9~12月には海に沈む夕陽を見ることができます。

途中、100m級の断崖が連なる妙見浦は天草西海岸サンセットラインのハイライト。
明治40年夏、北原白秋、与謝野鉄幹、木下杢太郎、平野万里、吉井勇の五人が「五足の靴」と称して、南蛮文化の紀行文を書き上げるために訪れたことでも有名です。

ちなみに天草下島の西海岸を縦断する国道389号は、福岡県大牟田市と鹿児島県阿久根市を結ぶ国道ですが、有明海を渡る有明フェリー/熊本県長洲町・長洲港〜長崎県雲仙市・多比良港)、島原と天草を結ぶ島鉄フェリー(長崎県南島原市・口之津港 〜熊本県天草市・鬼池港)、島原湾を渡る三和フェリー(天草市・牛深港〜 鹿児島県長島町・蔵之元港)は海上国道の扱いです。

天草西海岸サンセットライン
名称 天草西海岸サンセットライン/あまくさにしかいがんさんせっとらいん
所在地 熊本県天草郡苓北町〜牛深町
問い合わせ 天草支所務振興課 TEL:0969-42-1111
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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