干満差の大きい有明海に臨む熊本県宇土市にある御輿来海岸(おこしきかいがん)。潮が引いた海岸の砂地には、風と波による美しい曲線が現れ、さらに夕日が海岸を黄金色に染め上げるという絶景を生み出すことがあります。「日本の渚百選」にも選定される海岸ですが、「その絶景は年に10日あまりしかない」(宇土市観光物産協会)とのこと。
冬場で干潮と日没がうまく重なる日に出現!
おもに冬場(1月〜4月)で干潮と日没がうまく重なる日に現れる絶景。
そんな絶景が期待できる日には、なんと世界中から何百人もの人が集まり、大榮稲荷神社社前に御輿来海岸展望所(干潟景勝の地)まで用意されています(駐車場は満車になります)。
宇土市観光物産協会のホームページには、御輿来海岸の干潮と日の入りの資料が用意されているので、訪れる際には干潮と日の入り時間の事前チェックを。
御輿来海岸という地名も、その美しい景観に景行天皇(けいこうてんのう=『日本書紀』、『古事記』に記される日本武尊の父、4世紀頃の大王/歴史学的には実在性が疑問視されています)が九州巡幸(熊襲討伐)の際、しばし御輿を駐め見入られたという伝説が由来です。
ちなみに、有明海でも沖合1kmほどの干潟に海岸線に並行して砂州列が生まれるのは、宇土半島北岸の御輿来海岸だけです(不思議な砂州列が生まれる理由はまだ完全に解明されていません)。
御輿来海岸 | |
名称 | 御輿来海岸/おこしきかいがん |
所在地 | 熊本県宇土市下網田町・戸口町 |
関連HP | 宇土市公式ホームページ |
電車・バスで | JR三角線網田駅から徒歩15分 |
駐車場 | あり |
問い合わせ | 宇土市経済部商工観光課 TEL:0964-22-1111 |
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