2024年5月3日(金・祝)〜5月5日(日・祝)9:00〜18:00(最終日は17:00まで)、石川県能美市の九谷陶芸村で『第114回九谷茶碗まつり』。陶祖・斉田道開(さいだどうかい)、九谷庄三の遺徳を偲び、年に一度の九谷焼大感謝祭。産地の50卸商社が軒を連ね、全国から焼き物ファンが集まる一大イベントです。
普段では考えられない格安価格で九谷焼を購入
『九谷茶碗まつり』は、明治41年に始まった歴史あるイベントですが、昭和になって蔵ざらえ品や奉仕品を販売したところ評判を呼び、年々盛大になったもの。
今では全国各地から3日間で30数万人を越える焼き物ファンが訪れています。
会場には、100円の小品から数100万円の壷や大皿まで所狭しと並べられ、普段では考えられない格安価格で購入できます。
九谷焼の器で食す地域グルメ、「窯元作家工房めぐり」などのイベントも用意されています。
九谷焼の歴史
九谷焼は明暦元年(1655年)に、加賀藩の命で、有田で陶技を学んだ後藤才治郎が、江沼郡九谷村(現・石川県加賀市山中温泉九谷町)で開窯したのが始まり(わずか50年ほどで突然途絶えています)。
文政13年(1830年)、能美郡佐野村(現在の石川県能美市佐野町)で佐野窯を開いた斉田道開は、赤い絵具で網目の模様などの細かな文様を描く「佐野赤絵」という技法を生み出し、現在の九谷焼の祖となっています。
寺井村(現・能美市寺井町)の農家に生まれた九谷庄三(くたにしょうざ)は、天保12年(1841年)、それまでの九谷にあった手法を融合した彩色金襴の様式「庄三風」を確立。
これが明治時代に輸出されて欧米で注目を浴びた「ジャパンクタニ」です(明治21年には、九谷焼で生産された80%が海外に輸出され、生産量では瀬戸、美濃、有田より少なかったのですが、輸出額では日本一になっています)。
文政13年(1830年)、能美郡佐野村(現在の石川県能美市佐野町)で佐野窯を開いた斉田道開は、赤い絵具で網目の模様などの細かな文様を描く「佐野赤絵」という技法を生み出し、現在の九谷焼の祖となっています。
寺井村(現・能美市寺井町)の農家に生まれた九谷庄三(くたにしょうざ)は、天保12年(1841年)、それまでの九谷にあった手法を融合した彩色金襴の様式「庄三風」を確立。
これが明治時代に輸出されて欧米で注目を浴びた「ジャパンクタニ」です(明治21年には、九谷焼で生産された80%が海外に輸出され、生産量では瀬戸、美濃、有田より少なかったのですが、輸出額では日本一になっています)。
第115回九谷茶碗まつり|能美市|2024 | |
開催日時 | 2024年5月3日(金・祝)〜5月5日(日・祝)9:00〜18:00(最終日は17:00まで) |
所在地 | 石川県能美市泉台町南22 |
場所 | 根上会場(根上総合文化会館)・和田山会場(能美ふるさとミュージアム隣)・九谷陶芸村(実店舗のみ)・能美市内実店舗・窯元 |
関連HP | 石川県陶磁器商工業協同組合公式ホームページ |
電車・バスで | JR能美根上駅からバスで約30分 |
ドライブで | 北陸自動車道能美根上スマートICから約3.8km、小松ICから約8.5km |
駐車場 | |
問い合わせ | 能美市産業交流部商工課 TEL:0761-58-2254/FAX:0761-58-2297 |
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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