嵐山通船

嵐山通船

京都嵐山、渡月橋(とげつきょう)の上流を遊覧する屋形船が嵐山通船。嵐山を流れる大堰川(桂川)で、舟遊びが庶民の遊びとなったのは明治以来で、渡し船や貸しボートも営業する嵐山通船が、風流な屋形船を運航するほか、手こぎボートも営業しています。

昔ながらの一本竿の和船で嵐峡探勝

嵐山通船

嵐山を流れる大堰川(桂川)の舟遊びは昌泰元年(898年)、宇多天皇の御幸時に船上で詩歌や舞楽が披露されたことに始まる歴史ある遊び。
平安時代に公家の間に風雅な遊びとして広まり、南北朝時代、南朝(大覚寺統)の祖となる亀山天皇は、吉野山から山桜を移植し、桜の名所になりました。

乗り場は、渡月橋の上流側の両岸、嵐山通船北乗り場(JR嵯峨嵐山駅・嵐電嵐山駅側/京都市右京区)、嵐山通船南乗り場(阪急嵐山駅側/西京区)があり、嵐峡と呼ばれる大堰川上流まで遊覧します。

使われるのは昔ながらの木の和船で、なんと今でも船頭が竿一本で操舵しています。
1月、2月の暖房船に始まって、春の桜の開花期に実施される花見船、初夏の新緑景観船、鵜匠の鮮やかな手さばきが見られる夏の鵜飼見学船、9月中旬の観月船、秋の紅葉船と、四季折々の渓流美を船上から堪能でき、2名以上で申込可能な食事付き遊覧船(3日前16:00まで受付)も運航。

もともと桂川は水運にも利用され、現在の中ノ島公園の南側には川湊がありました。
嵐山と嵯峨野を結ぶ渡船も運航されていましたが、現在は渡月橋の上流部に嵐山通船が渡船を運航しています(運航状況、運航日時は事前に確認が必要)。
北岸の乗船場は、嵐山公園(亀山公園)の千鳥庵下にあり、少し上流の対岸へと渡ります。

また、北乗り場、南乗り場の両方で、手こぎボートの貸し出しも実施。

嵐山通船
名称 嵐山通船/あらしやまつうせん
所在地 京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町・西京区嵐山中尾下町
関連HP 嵐山通船公式ホームページ
電車・バスで 京福嵐山駅から徒歩10分。阪急嵐山駅・JR嵯峨嵐山駅から徒歩15分
ドライブで 名神高速道路京都南ICから約11km
駐車場 京都市嵐山観光駐車場(105台/有料)
問い合わせ 嵐山通船 TEL:075-861-0302
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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