京都市街を流れる鴨川には多くの橋が架かっていますが、地元の人が気軽に利用できる飛び石も配されています。出町柳の下鴨神社から下流が鴨川で、本流に5ヶ所、支流の高野川に1ヶ所の飛び石が配されています。その最下流に位置するのが二条大橋北にある二条の飛び石。舟形と千鳥のデザイン飛び石も用意されている場所です。
舟形と千鳥のデザイン飛び石を配置
河床の安定を図るための帯工(川の底が削られるのを防ぐ横断構造物)の上にコンクリートブロックを配置したもの。
河川環境整備の際に、京都土木事務所職員のアイデアで、千鳥、舟、亀、三角おにぎりというデザインブロックを採用しています。
二条の飛び石に配される舟形のものは京と伏見を結んだ高瀬川の舟運に活躍した高瀬舟をモチーフにしたもの、千鳥は周辺がチドリの営巣に好適な環境だからと推測できます。
飛び石は、地元、ケイコン(京阪セメント工業)が製造したもの。
二条の飛び石は舟と千鳥ですが、ひとつ上流側の荒神の飛び石に亀、さらに北山の飛び石に三角おにぎりが配されています。
鴨川の飛び石は、増水時には利用できないことは当然ですが、濡れていれば滑る危険性があり、遠目には水から出ていても近くに行くと沈んでいたりすることがあるので、完全に水位が下がり、乾いている時にのみ利用を。
鴨川・二条の飛び石 | |
名称 | 鴨川・二条の飛び石/かもがわ・にじょうのとびいし |
所在地 | 京都府京都市中京区鉾田町〜左京区新生洲町 |
電車・バスで | 京阪神宮丸太町駅から徒歩6分 |
ドライブで | 名神高速道路京都南ICから約9kmで市営御池駐車場 |
駐車場 | 市営御池地下駐車場(1000台/有料)など周辺の有料駐車場を利用 |
問い合わせ | 京都総合観光案内所 TEL:075-343-0548 |
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