廻旋橋

天橋立駅・智恩寺(切戸の文殊)側から、公園となった天橋立へと歩くと、西の内海(阿蘇海)と東の外海(宮津湾)を結ぶ天橋立運河(文殊水道=大正3年掘削)があります。この水路にかかる橋で、正式名は小天橋へと架かるため小天橋。その先に大天橋へと渡る大天橋がありますがこちらは可動しません。

多い日には1日50回も回転!

大正12年に、工事費2万6000円をかけ手動でまわる廻旋橋が誕生したのが初代(設計は京都大学教授・近藤泰夫)で、現在架かる橋は昭和35年5月架橋の2代目となる廻旋橋。
初代は手動で橋を回しましたが、2代目は電動で回転。
全長36.63m、幅3.50m、海面からの高さ1.86m。

「人おして 回旋橋のひらく時 くろ雲うごく 天の橋立」(晶子)
は、昭和5年5月にこの地を夫婦で訪れた、与謝野晶子の歌。
昭和12年4月、鉱土運搬のため、時の商工大臣・伍堂卓夫(海軍技術少佐)は海軍の圧力を得て、天橋立の切断を宮津町に迫ります。
ところが、気骨の三井宮津町長は、地元有志の反対を受け、断固拒否。
美しい風景は守られたのです。

大型船通行時(不定期)、宮津桟橋発の天橋立観光船通行時(9:55頃)には90度回転するほか、日曜には観光用に時間を決めて回転させています。
「湾奥部にある日本冶金工業関連の鉱石船など、大型船の通行が多い日には日に50回ほど回ります」(地元観光関係者の話)とのこと。

中央の橋脚を軸に橋桁を90度回転させるシステムで、船が確認されると、旋回前に通路をロープなどで封鎖し笛を吹くと橋が回転し始めます。

なお、廻旋橋(小天橋)から天橋立の松並木へと続く道は、自転車歩行者専用道路ながら京都府道607号(天の橋立線=全線が日本の道100選に選定)という一般府道。
というわけで、この廻旋橋(小天橋)も正しくは府道扱いです。

廻旋橋 DATA

名称 廻旋橋/かいせんきょう
所在地 京都府宮津市文珠
関連HP 天橋立観光協会
電車・バスで 京都丹後鉄道天橋立駅から徒歩5分
ドライブで 京都縦貫自動車道宮津天橋立ICから約5.4km
駐車場 なし/周辺の有料駐車場を利用
問い合わせ 天橋立駅観光案内所TEL:0772-22-8030
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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