京都・嵯峨野(さがの)を代表する景観といえば、竹林。大河内山荘から野宮神社と続く、200mほどの小径(こみち)は、周囲が竹林で竹林の小径と呼ばれています。竹が覆いかぶさる様な景観は、写真撮影にも絶好で、人気スポットになっています。通常は9:00〜17:00のみ通行可能。
嵯峨野を代表する景観の小径
京を代表するモウソウチク(孟宗竹)の竹林。
モウソウチク(孟宗竹)、延暦20年(801年)、道雄上人が唐から持ち帰ったのが始まりというのが通説(鎌倉時代に道元禅師が宋から持ち帰ったという説も)。
嵯峨野には、桓武天皇の皇子時代(神野親王)に、山荘として嵯峨院(大覚寺の前身)を建設し、空海を呼んで教えを請うています。
天皇や大宮人たちの絶好の遊猟、行楽地だった嵯峨野ですが、竹が茂ったのはいつ頃からなのかは定かでありません。
平安京の建材や、庭園などに利用する孟宗竹を嵯峨野に植栽したとも推測できることから、「平安時代からの面影を残す」などとの表現もありますが、歴史的な裏付けはありません。
毎年12月には、『京都・嵐山花灯路』が開催され、ライトアップされた幻想的な竹林の道を歩くことができます。
嵐山発祥の「人力車のえびす屋」は野宮神社北側の竹林に「竹林の散策路」を整備管理、修繕しています。
「人力車のえびす屋」京都嵐山総本店では、竹林を人力車で通り抜ける人気のコース「嵯峨野竹林の旅」(30分貸し切り)も用意されています。
ドライブの場合は、駐車場は渡月橋周辺か、天龍寺周辺のコインパーキングの利用を。
なお、保全を心がけ、マナーを守って竹林の通行を。
竹林の小径 | |
名称 | 竹林の小径/ちくりんのこみち |
所在地 | 京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町・嵯峨小倉山田淵山町 |
関連HP | 京都市観光協会公式ホームページ |
電車・バスで | 京福嵐山本線嵐山駅から徒歩15分、JR嵯峨嵐山駅から徒歩18分。JR京都駅から京都バス・市バスで46分、野々宮下車、徒歩10分 |
ドライブで | 名神高速道路京都南ICから約13km |
駐車場 | 周辺の有料駐車場を利用 |
問い合わせ | 京都総合観光案内所 TEL:075-343-0548 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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