京福電気鉄道嵐山本線

京福電気鉄道嵐山本線

京都府京都市、四条大宮駅(下京区)と景勝地・嵐山の玄関駅、嵐山駅(右京区)を結ぶ路面電車(軌道線)が、京福電気鉄道嵐山本線。北野線と合わせ、京都では親しみを込めて「嵐電」(らんでん)と呼ばれています。西大路三条駅〜山ノ内駅間などで道路を走る併用軌道があります。

レトロ電車のモボ21形が人気!

明治43年3月25日、嵐山電車軌道の京都駅(現・四条大宮駅) 〜嵐山駅間が開業という歴史ある路線で、昭和17年3月2日から京福電鉄に。

1両編成、ラッシュ時や多客期には2両編成で運転されていますが、昭和62年8月17日からワンマン運転になっています。

帷子ノ辻駅(かたびらのつじえき/右京区)で北野白梅町駅への北野線(全線が専用軌道)を分けています。

平安建都1200年の協賛の一環として、平成6年に製造されたモボ21形(26号車が金の装飾帯、27号車が銀の装飾帯)は、レトロな雰囲気で人気の車両です。
モボ611形(611~616号車)、モボ621形(621~625号車)、モボ631形(631~633号車)が主力車両で、モボ631形631号車は江ノ電と嵐電の姉妹提携を記念して江ノ電カラーに塗装され、「江ノ電号」と呼ばれるほか、632号車、633号車は「井筒八ッ橋の夕子ちゃん号」として運行。

北野線を含め全線均一運賃なので、通しで乗るとお得な感じに。

嵐電の嵐山駅と嵯峨野観光鉄道、山陰本線のトロッコ嵐山駅は、1km離れ、徒歩で15分ほど必要です。
逆に、渡月橋は南に徒歩2分で、橋を渡った先に阪急嵐山線・嵐山駅があります。

多様な1日乗車券、フリーきっぷが用意されている

「バス(市バス・京都バス)・嵐電一日券」も四条大宮、帷子ノ辻、嵐山、北野白梅町の主要4駅(有人駅)と京都市交通局(市バス・地下鉄案内所、定期券発売所)で発売。

嵯峨野を中心に、嵐電と京都バスを利用して嵐山・嵯峨野と北嵯峨(化野念仏寺、大覚寺など)を周遊する場合には、嵐山から南の鈴虫寺まで回遊できる便利でお得なトクトクきっぷ「嵐電・嵯峨野フリーきっぷ」も用意されています。
四条大宮、帷子ノ辻、嵐山、北野白梅町の主要4駅、京都駅前バスチケットセンター、京都バス嵐山営業所で発売。

映画村入村券と嵐電1日乗り放題をセットにした「嵐電・映画村セット券」、嵐電(嵐山本線・北野線)と京都市営地下鉄(烏丸線・東西線)が乗り放題の「京都 地下鉄・嵐電1dayチケット」などもあるので、旅のプランに合わせて購入を。

京福電気鉄道嵐山本線
名称 京福電気鉄道嵐山本線/けいふくでんきてつどうあらしやまほんせん
所在地 京都府京都市下京区四条大宮町〜右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町63-1
関連HP 京福電気鉄道公式ホームページ
問い合わせ 京福電気鉄道(鉄道部運輸課) TEL:075-801-2511
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
嵐山駅(はんなり・ほっこりスクエア)

嵐山駅(嵐電)

明治43年3月25日、京都駅(現・四条大宮駅)〜嵐山駅を結ぶ嵐山電車軌道、通称「嵐電」(らんでん)の始発駅として開業したのが嵐山駅。昭和17年に京福電鉄に譲渡され、現在では京福電気鉄道嵐山本線の始発駅になっています。駅舎には改札口がなく、商

四条大宮駅(嵐電)

四条大宮駅(嵐電)

京都府京都市下京区四条大宮町にある京福電気鉄道嵐山本線(嵐電)の駅が四条大宮駅(しじょうおおみやえき)。明治43年3月25日、 嵐山電車軌道の京都駅として開業した歴史ある駅で、正式には現在も鉄道ではなく、路面電車と同じ軌道の扱い。四条大宮交

京福電気鉄道北野線

京福電気鉄道北野線

京都府京都市の帷子ノ辻駅(かたびらのつじえき/右京区)で京福電気鉄道嵐山本線と分かれ、北野白梅町駅(きたのはくばいちょうえき/北区)を結ぶ3.8 kmの軌道線が京福電気鉄道北野線。終点の北野白梅町駅から北野天満宮の参道入口までは徒歩数分の距

日本の路面電車 22路線 徹底紹介

日本の路面電車 22路線 徹底紹介

日本国内に現存する路面電車は、全国17都市20事業者、路線延長では200kmを超えます。超低床電車(LRV)や観光レトロ電車の導入、そしてLRT(次世代型路面電車システム)の誕生で、宇都宮など新たな路面電車も計画中です。全国18事業者22路

嵐電「江ノ電号」

京都に江ノ電が走る!?  嵐電「江ノ電号」が嵐山線で運行中

京福電気鉄道の軌道事業(路面電車)が、京都市内を走る嵐山本線・北野線。嵐電(らんでん)と呼ばれて京都市民に親しまれていますが、2024年は「江ノ電・嵐電姉妹提携15周年記念」ということで、嵐電の車体を江ノ電カラーに塗装(一部ラッピング)した

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!

よく読まれている記事

こちらもどうぞ