大野ダム(虹の湖)

大野ダム(虹の湖)

京都府南丹市美山町、由良川の上流部を堰き止め、昭和36年に、由良川下流域の洪水軽減と、水力発電を目的に完成した多目的ダムが、京都府が管理する大野ダム。美しいダム湖が虹の湖で、ダム湖百選にも選定されています。春は桜、秋は紅葉の名所にもなっています。

大野ダム公園は、春は桜、秋は紅葉の名所

大野ダムは昭和36年に建設省が築いた堤高61.4m、堤頂長305.0mの重力式コンクリートダム(通常の水を排出するクレストゲートは3門)で、建設翌年に京都府に移管。
ダムの名称は旧大野村に築かれたことに由来しています。

ダムの建設自体は、戦前に開始され、本来は治水目的でしたが、舞鶴海軍工廠のある軍港・舞鶴へ電力を供給したいという海軍の介入によって主たる目的が水力発電に変更され(民生的な治水よりも海軍への電力供給を優先)、戦時下で中断の後、終戦直後の由良川流域の水害などを加味して、多目的ダムへと計画を変更して、昭和36年に完成しています。

ダム湖・虹の湖の湛水面積は186.2haで、虹の湖を周回する虹の湖遊歩道(虹の湖トンネル&対岸道路)、大野ダム公園虹の湖パターゴルフ場などが整備されています。

ダムサイトには大野ダムビジターセンター、大野ダム総合管理事務所玄関前でがあり、野ダム総合管理事務所玄関前で大野ダムのダムカードを配布。

虹の湖近くには、年代(1650年)が特定できる日本最古の農家住宅の石田家住宅もあり、かつての暮らしを今に伝えています。

湖畔(ダムに近い大野ダム公園周辺)にはソメイヨシノ、オオシマザクラなど桜1000本が植栽され、例年4月上旬頃に見頃を迎えています。
紅葉は、例年11月上旬~11月下旬頃が見頃です。
大野ダム公園の桜、モミジは、昭和60年、美山町が合併30周年を記念して植栽した樹木で、見事に成長しています。

京都府内でダム湖百選に選定されているのは、大野ダム(虹の湖)のほか、同じ南丹市にある日吉ダム(天若湖)の2ヶ所です。

大野ダム(虹の湖)
名称 大野ダム(虹の湖)/おおのだむ(にじのみずうみ)
所在地 京都府南丹市美山町樫原
関連HP 美山町観光情報サイト
ドライブで 京都縦貫自動車道丹波ICから約20km
駐車場 美山かやぶき由良里街道駐車場を利用
問い合わせ 南丹市美山観光まちづくり協会 TEL:0771-75-9030/FAX:0771-75-9040
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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