京都府京都市東山区、世界文化遺産「古都京都の文化財」の構成資産・清水寺で、大晦日に一般の参拝者が除夜の鐘を撞くことができるのが、鐘楼。江戸初期の慶長12年(1607年)に桃山様式で再建された建物で、国の重要文化財に指定されています。
除夜の鐘は整理券を事前に手にすれば撞くことが可能!
かつては、室町時代後期の文明10年(1478年)に改鋳された鐘(国の重要文化財)が吊り下がっていましたが、この鐘は宝蔵殿で保存され、現在は清水寺門前会が寄進した鐘が、美しい音を響かせています。
鐘楼は柱が4脚ではなく、珍しい6脚で、「六本柱の鐘楼」として「清水寺の七不思議」に数えられています。
桃山様式の美しい建物には、牡丹彫刻の懸魚(げぎょ=屋根両端の装飾板)や、菊花彫刻の蟇股(かえるまた=荷重を分散させるため、蛙に似た曲線形の輪郭をもつ建築装飾部材)、四隅の柱の先にある獏(ばく=人の悪夢を食うという中国伝来の幻獣)と象の木鼻(きばな)などが配されています。
大晦日の除夜の鐘は、事前(例年は12月25日9:00〜)に寺務所で1人1枚配布。
カップルで撞こうという場合には、整理券もふたりで入手する必要があります。
清水寺・鐘楼 | |
名称 | 清水寺・鐘楼/きよみずでら・しょうろう |
所在地 | 京都府京都市東山区清水1-294 |
関連HP | 清水寺公式ホームページ |
電車・バスで | 京阪電鉄清水五条駅から徒歩25分 |
ドライブで | 名神高速道路京都東ICから約7km |
駐車場 | 周辺の有料駐車場を利用 |
問い合わせ | 清水寺 TEL:075-551-1234/FAX:075-551-1287 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
最新情報をお届けします
Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!
Follow @tabi_mag