京都「洛東・東山」紅葉散歩/京都で紅葉巡りならここがイチオシ

「秋は紅葉の永観堂」と親しまれる永観堂、永観堂、南禅寺、知恩院、八坂神社、高台寺、清水寺と、名だたる京都「洛東・東山」の紅葉名所を巡る、京都の紅葉めぐりゴールデンコース。京都の紅葉といえば、まずは、この「洛東・東山」を歩くことがおすすめです。途中には注目の寄り道ポイントも。紅葉の見頃は例年11月中旬~11月下旬。

START

地下鉄東西線・蹴上駅(けあげえき)

京都駅を起点にする場合は烏丸線を利用し、烏丸御池駅(からすまおいけえき)で東西線に乗り換えとなります。

300m・徒歩4分

蹴上ねじりまんぽ

地下鉄蹴上駅から南禅寺へ向かう途中、「蹴上ねじりまんぽ」というレンガ造りのトンネルを通ります。その上には琵琶湖疏水(びわこそすい)が通り、かつては船を運んだ傾斜鉄道、インクラインが敷かれていました。

蹴上ねじりまんぽ

蹴上ねじりまんぽ

三条通から南禅寺に抜ける歩行者用の小径にあるレンガ造りのトンネルが蹴上ねじりまんぽ。その上には琵琶湖疏水(びわこそすい)が通り、船を運んだ傾斜鉄道、インクラインがありました。「ねじりまんぽ」とはレンガの組み方で、大きな負荷に耐えられるよう、

蹴上インクライン

蹴上インクライン

滋賀県の琵琶湖と京都市を結ぶ琵琶湖疏水(びわこそすい/明治23年4月9日開通)は、発電や灌漑に利用するだけでなく、舟運にも使われましたが、途中の勾配を克服するため、傾斜鉄道(インクライン)を利用しました。伏見と蹴上にありましたが、現存するの

800m・徒歩10分/南禅寺経由で歩きます

永観堂(禅林院)

「秋は紅葉の永観堂」と昔から有名な紅葉の名所
境内の高い場所にある多宝塔を包み込むような紅葉が見事です。
ライトアップも実施。

永観堂『秋の寺宝展・ライトアップ』

永観堂『秋の寺宝展・ライトアップ』|京都市|2024

2024年11月11日(月)~12月8日(日)、京都市の永観堂(禅林寺)で『秋の夜間特別拝観』を実施。「紅葉の永観堂」といわれる京都屈指の紅葉の名所、永観堂の阿弥陀堂、画仙堂、庭園をライトアップ。永観堂禅林寺所蔵の国宝・重文・絵画の名品の数

600m・徒歩6分

南禅寺・南禅寺水路閣

京都五山、鎌倉五山の上におかれる別格扱いの禅寺が南禅寺。
日本のすべての禅寺のなかで最も高い格式を有しています。
南禅寺境内の奥にあるローマ風のレンガ造りアーチ橋が水路閣。
琵琶瀬疏水(びわこそすい)の枝線水路が流れています。

南禅寺

南禅寺

もともとは亀山天皇(かめやまてんのう)が文永元年(1264年)に造営した離宮・禅林寺殿(ぜんりんじどの)があった地。仏門に入り法皇となった亀山法皇は正応4年(1291年)、無関普門(むかんふもん=大明国師)に禅林寺殿を下賜し、龍安山禅林禅寺

南禅寺水路閣

南禅寺水路閣

南禅寺境内の最奥部分には、琵琶瀬疏水(びわこそすい)の枝線水路が通過しています。水路は明治23年に建造された南禅寺水路閣と呼ばれるレンガ造り、ローマ風のアーチ橋上を通っているのです。水路閣は全長が93.17m、幅4.06m、水路幅2.42m

150m・徒歩2分/南禅寺の境内を歩きます

南禅寺・天授庵

南禅寺の塔頭(たっちゅう=子院)のひとつが三門横にある天授庵。
紅葉シーズンには細川幽斎の菩提所で、小堀遠州作庭という見事な庭園をライトアップ。

南禅寺・天授庵『紅葉ライトアップ』

南禅寺・天授庵『紅葉ライトアップ』|京都市【2024年中止】

2019年11月15日(金)~11月30日(土) 17:30~20:45(受付終了)、京都市左京区の南禅寺・天授庵で『紅葉ライトアップ』が行なわれます。天授庵は、禅寺のなかで最も高い格式を有する臨済宗南禅寺派大本山・南禅寺の塔頭(たっちゅう

1.4km・徒歩20分

青蓮院門跡

梶井(現在の三千院)、妙法院とともに、天台宗の三門跡寺院のひとつが青蓮院門跡(しょうれんいんもんぜき)。
秋は紅葉シーズンにあわせて、夜間特別拝観・ライトアップも実施。

青蓮院門跡『夜間の特別拝観・春』

青蓮院門跡『夜間の特別拝観・秋』(紅葉ライトアップ)|京都市【2024年中止】

2019年10月25日(金)~12月1日(日)18:00~22:00(拝観受付終了21:30)、京都市東山区の青蓮院門跡(しょうれんいんもんぜき)『夜間の特別拝観・秋』が行なわれます。毎年春と秋に、夜の特別拝観とライトアップが行なわれていま

500m・徒歩6分

知恩院

国宝・御影堂を中心に、国宝・三門など堂々たる伽藍の知恩院は、浄土宗の総本山。
紅葉シーズンには夜間特別拝観・紅葉ライトアップも実施。

知恩院『秋のライトアップ2024』(夜間特別拝観)|京都市

2024年11月14 日(木)~ 12月1日(日)17:30~21:30(拝観受付終了21:00)、京都市東山区の知恩院で『秋のライトアップ2024』(夜間特別拝観)が行なわれます。東山三十六峰の山麓に堂々たる姿を佇ませる国宝・御影堂を中心

500m・徒歩6分/圓徳院へは紅葉の見事な円山公園を抜けて歩きます八坂神社の寄り道も可能
八坂神社

八坂神社

京都市東山区祇園町にある古社が八坂神社。社伝によれば、平安遷都以前の斉明天皇2年(656年)創建と伝えられ、「祇園さん」の通称でお馴染みの全国の2300ある祇園社(八坂神社・天王神社)の総社です。遷都以前に渡来人である八坂造(やさかのみやつ

圓徳院

豊臣秀吉の正室・北政所(ねね)が晩年の16年間を過ごしたゆかりの地が高台寺塔頭の圓徳院。
秀吉没後に、徳川家康もこの地に通いました。
伏見城より移設したという見事な庭園を、紅葉シーズンにはライトアップ。

圓徳院『秋の特別展・夜間特別拝観』

圓徳院『秋の特別展・夜間特別拝観』|2024

2024年10月25日(金)~12月15日(日)10:00~21:30(受付終了)、京都市の圓徳院で『秋の特別展・夜間特別拝観』を実施。北政所・ねねは圓徳院で晩年の19年を過ごし、高台寺に日参して秀吉の菩提を弔いました。ライトアップは紅葉と

200m・徒歩2分/圓徳院門前の道は「ねねの道」です

高台寺

高台寺という寺号は北政所の院号で、秀吉と北政所を祀る霊廟としての機能を有している寺です。紅葉シーズンにはライトアップが行なわれますが、京都でもナンバーワンの人気を誇っています。

高台寺『秋の特別展・夜間特別拝観』

高台寺『秋の特別展・夜間特別拝観』(紅葉ライトアップ)|2024

2024年 10月25日(金)〜 12月15日(日)、京都市東山区の高台寺で『秋の特別展・夜間特別拝観』(紅葉ライトアップ)が開催。豊臣秀吉の正室・北政所(高台院)が秀吉の冥福を祈るため建立した高台寺。臥龍池周辺などのヤマモミジ、イロハモミ

1km・徒歩20分/二寧坂(二年坂)・三寧坂(三年坂)を経由します

清水寺

有名な清水の舞台が紅葉シーズンにはライトアップされます。
周辺の二寧坂(二年坂)、産寧坂(三年坂)の雰囲気も散策に絶好です。

二寧坂(二年坂)

二寧坂(二年坂)

京都市の東山界隈、産寧坂(さんねいざか/三年坂)から高台寺に至る坂が二寧坂(にねいざか)。産寧坂(三年坂)の手前にあることが名の由来ともいわれますが、定かでありません。同様にこちらも二年坂と通称されています。しっとりとした趣の坂で、周囲は大

産寧坂

産寧坂(三年坂)

京都市の東山山麓、八坂から清水寺へ通じる100mほどの石畳が三年坂と通称される坂道で、正式名は産寧坂(さんねいざか)。清水寺境内の子安観音への安産祈願の坂から付いた名といわれますが、その語呂と、転ぶと3年で死ぬなどという俗諺から「三年坂」と

清水寺『夜の特別拝観・秋』(紅葉ライトアップ)|京都市|2024

2024年11月18日(月)~11月30日(土)17:30~21:00(受付終了)、京都市の清水寺で清水寺『夜の特別拝観・秋』(紅葉ライトアップ)が行なわれます。紅葉見頃の時期に美しくライトアップされ、まさに観音慈悲光あふれる境内を具現。「

GOAL

全行程を歩くと5.5km、移動時間だけで1時間20分ほど必要です。

京都「洛東・東山」紅葉散歩/京都で紅葉巡りならここがイチオシ
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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