家族で行くのにおすすめの温泉宿はどこですか?なんて質問をよく受けます。先日も某テレビ番組からそんな質問がありました。●○旅館ですと答えるのが一般的でしょうが、家族で泊まるなら、温泉付きのリゾートホテルもおすすめです。宿泊料金も意外に手頃で、コスパも抜群の万座プリンスホテルへ。
おすすめの理由1:日本最高所の温泉リゾートホテル
日本最高所の温泉といえば、立山黒部アルペンルート途中、室堂平にあるのみくりが池温泉で、標高は2450mほど。
通年営業の「日本最高所の温泉街(温泉地)」といえば群馬県の万座温泉で、標高は1800m前後あります(万座プリンスホテルの建つ場所で、標高は1740m)。
日本最高所のリゾートホテルはやはり立山黒部アルペンルート途中のホテル立山ですが、令和8年夏をもって営業終了となるので、その後は、この万座プリンスホテルが、日本ホテル協会加盟のホテルでは最高所ということになります。
当然ながら「日本最高所の温泉リゾートホテル」といえば万座プリンスホテルです。
おすすめの理由2:温泉成分も日本一、しかも源泉かけ流し
万座の湯は、白濁する硫黄泉。
万座プリンスホテルの内外にもプンと硫黄臭が漂っています。
実は、万座温泉の硫黄含有量は日本一。
湧出量も1日に540万リットルというとんでもない量なのです。もちろん万座プリンスホテルの露天風呂も内湯も源泉掛け流しの「ドバドバ温泉」。
ちょっと難しくなりますが、温泉法では「地中から湧出する温水、鉱水及び水蒸気その他のガス(炭化水素を主成分とする天然ガスを除く)で、別表に掲げる温度又は物質を有するもの」が温泉と定義されています。
その別表によると、硫化水素含有量なら湧水1kgあたり1mg以上のものが硫黄泉となります。
1kgあたり2mg以上の硫黄含有量があれば「療養泉」と認定されるのですが、万座温泉の場合は(泉源によって異なりはしますが)、温泉1kgあたり300mg以上もの硫化水素を含有する温泉もあるのです。
つまり「療養泉」認定基準の150倍!
いかに濃厚な温泉なのかがよくわかります。
おすすめの理由3:絶景の露天風呂「こまくさの湯」
温泉療養の効果は、とくに短期での利用の場合は「転地療養」としての効果も期待したいところ。
つまり、温泉地の標高の高さ(マラソンの選手なんかが高地合宿するのと同じです)、そして眺望などの環境。
万座プリンスホテルは、露天風呂はまさに絶景温泉。
「こまくさの湯」は男性専用の湯船2、女性専用の湯船1、そして混浴の湯船が1ヶ所用意されています。
女性の場合は湯浴み着を着用しての入浴も認められているので、カップル、ファミリーなら、この混浴の湯船で眺望を満喫ということもOKです。
さらに女性専用の屋根付き露天風呂「しゃくなげの湯」もあるので存分に温泉でリフレッシュできるのです。
おすすめの理由4:軽井沢駅から無料送迎バスが運行
案外見落としがちなのが、軽井沢駅と万座プリンスホテルを往復する無料送迎バス(渋滞が予想される土・日曜は運休の場合も)。
軽井沢駅と万座温泉を結ぶ路線バス(西武観光バス)もありますが、片道2950円、往復で6000円弱という計算ですが、事前に無料送迎バスを予約しておけば、この6000円が浮く計算。
しかも運行は、西武観光バに委託しているので(実は同じグループ)、観光バスに使われる大型バスで快適にドライブを楽しむことができます。
池袋〜軽井沢を結ぶ西武高原バスの高速バスを利用し、無料送迎バスに乗り継ぐプランなら、かなり往復の交通費を抑えることができます。
浮いた分を軽井沢でアウトレットに回すことも。
また、軽井沢プリンスホテルとはしごする手も生まれます。
おすすめの理由5:季節とプランを選べばかなり格安!
万座プリンスホテルと聞いて高そうだな感じるでしょうが、季節とプランを選べば決して高くはありません。
とくに年配の人は映画『私をスキーに連れてって』のイメージがあるので、高級リゾートホテルと考えている人もいますが、プリンスホテルの中でのグレードは必ずしも高くありません。
ブッフェ、フレンチが揃ったレストランなどその設備とサービスを考えれば、むしろ格安です。
ファミリーであればフォースベッドルーム、和室、夕食にブッフェを選べばかなり宿泊料金を抑えることができます。
このブッフェも、ローストビーフを筆頭になかなかの美味しさで、常連がおおいのもうなづけるでしょう。
欠点といえば、少し遠いこと、そして建物の老朽化が否めないことで、かつてのようにプールやラウンジはありませんが、それでも十分に満足行く内容です。
万座は群馬県の奥日光同様に「梅雨の影響を受けにくい」場所のひとつです。梅雨前線が日本列島の南にかかるくらいならすっきりとした晴れや大雲海が期待できるのです。
5月のゴールデンウィーク明けから7月にはとくにおすすめのシーズン。
そして夏休みの終わった9月から紅葉の始まる直前までは意外に安い料金設定で、おすすめできます。
晩秋以降の冬場は、道が凍る心配があるので、なるべくなら送迎バスの利用を。
スキーシーズンはオンシーズンですが、夏休みは意外にエコノミーな料金設定で、ファミリーも納得のコスパです。
1泊2食付きで1万2000円程度のプランがあることもあるので、要チェックです。
万座プリンスホテル | |
名称 | 万座プリンスホテル/まんざぷりんすほてる |
所在地 | 群馬県吾妻郡嬬恋村万座温泉 |
関連HP | 万座プリンスホテル公式ホームページ |
電車・バスで | JR万座・鹿沢口駅から路線バスで約40分。JR軽井沢駅から路線バスで1時間45分。夏期は宿泊者限定で送迎バス運行(要予約) |
ドライブで | 上越自動車道信州中野ICから約35km、碓氷軽井沢ICから約61km |
駐車場 | 190台/無料 |
問い合わせ | 万座プリンスホテル TEL:0279-97-1111 /FAX:0279-97-3119 |
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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