輪王寺

輪王寺

宮城県仙台市、仙台城の鬼門にあたる北山丘陵にある曹洞宗の寺が輪王寺(りんのうじ)。室町時代の嘉吉元年(1441年)、11代・伊達持宗(だてもちむね)が当時の治領である梁川(現・福島県伊達市)に創建。伊達氏の居城は、梁川、西山、米沢、会津、岩出山、仙台と変遷したため輪王寺もこれに従って転々とし、「輪王寺の六遷」と呼ばれています。

伊達家ゆかりの名刹は池泉回遊式庭園が素敵

輪王寺は伊達政宗の仙台築城とともに慶長7年(1602年)、仙台の北山に移転。
仙台藩の庇護のもと、奥州における曹洞宗の一大叢林「海東禅窟」として発展しました。

明治維新後は、廃仏毀釈の荒波と、明治9年、野火の延焼で仁王門を除いて焼失、荒廃。
大正時代に現在の本堂と庫裡を再建、仙台随一といわれる池泉回遊式庭園も完成。
昭和56年には開山五百回大遠忌を記念して三重塔が復興し、往時の隆盛を取り戻しました。
ハナショウブ咲く庭園から眺める三重塔はまさに古都の雰囲気です。

元禄4年(1691年)、4代藩主・伊達綱村(だてつなむら)建築の仁王門は仙台市指定文化財。

仁王門(山門)から本堂へと続く石畳の参道も風情があるので、車で駐車場から本堂に直接拝観する場合にもぜひ立ち寄りを。

平成16年には輪王寺地下を通る都市計画道路の工事で、参道の杉並木が伐採されていますが、3万本以上の植樹が行なわれ、森づくりが進んでいます。

画像協力/仙台観光国際協会

名称 輪王寺/りんのうじ
所在地 宮城県仙台市青葉区北山1-14-1
関連HP 輪王寺公式ホームページ
電車・バスで JR北山駅から徒歩14分
ドライブで 東北自動車道仙台宮城ICから約7.5km
駐車場 第1駐車場(30台)・第2駐車場(70台)/無料
問い合わせ TEL:022-234-5327
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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