三大千年家とは!?

三大千年家

築1000年を超えるほどの古い民家というのが千年家。江戸時代に生まれた呼称ですが、実際には室町時代の築なので、築500年ほど。雨が比較的に少ない、兵庫県神戸市の箱木家住宅(箱木千年家)、姫路市の古井家住宅(千年家)、そして福岡県糟屋郡新宮町の横大路家住宅(千年家)が三大千年家です。

箱木家住宅(箱木千年家)|神戸市

所在地:兵庫県神戸市北区山田町衝原道南1-4
築年代:主屋は室町時代、離れは江戸時代の築
備考:江戸時代には庄屋だったという箱木家は、呑吐ダム建設により水没する場所にあったため、住宅をダム湖・つくはら湖の湖畔に移築
放射性炭素年代測定の結果、使われた松の柱6本は鎌倉時代後期に伐採されていることも判明

箱木家住宅(箱木千年家)

箱木家住宅(箱木千年家)

兵庫県神戸市北区、呑吐ダム(どんどだむ)のダム湖、つくはら湖の湖畔に建つ古民家が、箱木家住宅(箱木千年家)。『摂津名所図会』には大同元年(806年)に建てられたと記され、千年家と呼ばれていました。現存する主屋は室町時代築と推測され、現存する

古井家住宅(千年家)|姫路市

所在地:兵庫県姫路市安富町皆河233-1
築年代:室町時代末期
備考:姫路市が買い取って保存、公開
床下には厄除けとして亀石が祀られ、その亀石が幾度かの火災の際に水を出して焼失から守ったと伝えられています

古井家住宅(千年家)

古井家住宅(千年家)

兵庫県姫路市安富町にある室町時代末期の築と推測される民家が、国の重要文化財に指定される古井家住宅(千年家)。全国的にも古い遺構で、「千年家」と通称されています。床下には厄除けとして亀石が祀られ、その亀石が幾度かの火災の際に水を出して焼失から

横大路家住宅(千年家)|福岡県新宮町

所在地:福岡県糟屋郡新宮町上府420
築年代:江戸時代中期/国の重要文化財
備考:竈(かまど)の火は千年絶えることがなく燃やされていますが、内部の見学は不可

横大路家住宅(千年家)

横大路家住宅(千年家)

福岡県糟屋郡新宮町にある茅葺き屋根の大きな曲家の横大路家住宅(よこおおじけじゅうたく)。江戸時代中期の建物と推定され、九州地方における最も古い民家のひとつとして、国の重要文化財に指定。竈(かまど)の火は千年絶えることがなく、「千年家」(せん

三大千年家とは!?
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!

よく読まれている記事

こちらもどうぞ