宮崎県都城市と高原町との境界、高千穂峰(たかちほのみね)の東麓を走る国道223号沿いに位置する円形の火口湖、御池(みいけ)。高千穂峰の威容を湖面に映す御池は、標高305m、周囲4.3km、最大水深93.5m(火口湖として水深は日本一)で、霧島山系最大の火口湖。4200年前のマグマ水蒸気爆発で誕生したもの。
日本の火口湖で最大の水深を誇る
御池一帯は樹齢100年を越すタブ、イチイガシなどの常緑広葉樹、ケヤキ、カエデ、ニレなどの落葉広葉樹、モミ、カヤなどが混交する豊かな森で、「御池森林レクリエーション地区」として「風致探勝林」、「自然観察教育林」が整備されています。
林野庁の「森の巨人たち100選」に選ばれた、樹高38mの「御池の巨木イチイガシ」も生育。
国道223号沿いに御池展望台(駐車場)が整備されているのでドライブ途中に立ち寄ることができます。
御池展望台近くから湖側への車道を下れば、御池の東岸の皇子港で、ボート遊びが可能。
神武天皇(幼名は狭野尊・ 狭野皇子)が幼少の頃、湖のほとりで遊んでいたと伝わり、それが地名となった皇子港は「御池七港」(伝承の港/松の港、軀瀬港、皇子港、創崎港、苅茅港、柳港、護摩壇港)のひとつに数えられています。
豊かな森から生まれる水をたたえる御池は水質も良く、コイ、フナ、ワカザギ、ニジマス、ブラックバスなどが棲息し、釣りを楽しむことも可能。
湖の西岸、高原町側には通年営業の御池野鳥の森公園キャンプ村があり、木造2階建ての8人用と10人用ケビンも設備されています。
高千穂峰~御池(霧島東神社登山口)は九州自然歩道で結ばれており、山麓を歩く霧島山麓コースは、皇子原公園(おうじばるこうえん)がその起点となっています。
皇子原公園~御池は徒歩2時間。
御池の北西に鎮座する霧島東神社は、霧島六社権現のひとつで、高千穂峰の頂上に ある天逆鉾(あめのさかほこ、あまのさかほこ)は、霧島東神社の社宝。
御池 | |
名称 | 御池/みいけ |
所在地 | 宮崎県都城市夏尾町 |
関連HP | 都城市公式ホームページ |
電車・バスで | JR高原駅からタクシーで10分 |
ドライブで | 宮崎自動車道高原ICから約8.5km |
駐車場 | 御池展望台駐車場(100台/無料) |
問い合わせ | 都城市みやこんじょPR課 TEL:0986-23-2615/FAX:0986-25-6200 |
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