綾の照葉大吊橋

昭和59年に、東洋一といわれる原始性の高い照葉樹林を縫って流れる綾南川に架けられた吊り橋が綾の照葉大吊橋。長さ250m、水面からの高さ142mのスケールは、歩いて渡る吊橋としては九重“夢”大吊橋（高さ173.0m）に次いで日本で2番目の高さ。平成23年に2代目の吊橋に架け替えられています。

日本最大級の原生的な照葉樹林の谷をひとまたぎに！

九州中央山地国定公園綾地区は、綾南川と綾北川の2つの川に挟まれた2500haの照葉樹林の森。
照葉大吊橋手前には、照葉樹林文化館がありビジターセンターとなっています。

上流側にかかるかじか橋を渡って県道26号までは全長2.3kmの「綾照葉大吊橋遊歩道」で結ばれ、クスノキ、タブノキ、イチイカシ、スダジイ、イスノキ、センダンなどの茂る照葉樹の森を観察可能。
北側の平坦な歩道部分は、かつてのトロッコ軌道の跡（綾南川沿いに走った森林鉄道・綾南線の廃線跡）です。

コースの途中には木の名前、高さなどを解説した案内板や休憩用のベンチも随所に配されています。
遊歩道沿いには、樹齢およそ200年のタブノキや、170〜180年のイチイガシの巨樹もあり、40分ほどの時間はあっという間に過ぎてしまうでしょう。

4月〜6月が新緑の見頃、モミジ、ケヤキ、イヌビワなどが染まる紅葉、イワツツジや山桜咲く3月もおすすめシーズン（山桜は3月下旬）。

名称	綾の照葉大吊橋／あやのてるはおおつりばし
所在地	宮崎県東諸県郡綾町南俣5698
関連HP	綾町公式ホームページ

電車･バスで	JR南宮崎駅から徒歩3分の宮交シティバスターミナルから綾行き宮崎交通バスで1時間、綾待合所下車、タクシーで15分
ドライブで	東九州自動車道宮崎西ICから約24km
駐車場	200台／無料
問い合わせ	綾照葉大吊橋料金所 TEL:0985-77-2055
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。