堀川橋

堀川橋

貞享3年(1686年)、飫肥杉(おびすぎ)を広渡川から油津湊へと運ぶために、飫肥藩主・伊東祐実の命で開削されたのが全長900mの堀川運河。その運河の吾平津神社社前に架かる石橋が堀川橋です。明治36年8月に飫肥の石工・石井文吉の手で完成した石造アーチ橋(全長21m、幅5.65m)で、国の登録有形文化財になっています。

明治36年架橋のアーチ式石橋

石橋が完成する以前の板橋は、洪水や波で流されることがあり、油津の町が分断孤立する事態が生まれていました。
永久橋の架橋は地元の切なる願いだったのです。
堀川橋(地元では乙姫橋と通称されています)の架橋で、その取付道路が嵩上げされた結果、堀川運河沿いの家は2階を入口とする造りとなったとされています。

吾平津神社(乙姫神社)の参道の役割も果たす石橋で、映画『男はつらいよ寅次郎の青春』(平成4年公開、『男はつらいよ』シリーズ45作目)で、寅さん(渥美清)が堀川橋のそばで理髪店を経営する蝶子(風吹ジュン)と初めて出逢った場所がここ。
寅さんは、蝶子と知り合い油津で居候生活を始めるのです。

吾平津神社は神武天皇の妃、吾平津昆売命(あひらつめのみこと)を主祭神とする古社。
神武天皇の東征に参加せず、この地で武運を祈ったのだとか。
和銅2年(709年)の創建で、飫肥11社のひとつ。
交通安全、航海安全にご利益があるので、ぜひ参拝を。

堀川橋
名称堀川橋/ほりかわばし
所在地宮崎県日南市材木町・油津
関連HP日南市観光協会公式ホームページ
電車・バスでJR油津駅から徒歩10分
ドライブで宮崎自動車道田野ICから約35km
駐車場堀川資料館駐車場、夢見橋東側の公共駐車場、吾平津神社参拝者用駐車場を利用
問い合わせ日南市観光案内所 TEL:0987-31-1134
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
吾平津神社

吾平津神社

宮崎県日南市の古来、貿易で栄えた油津にある古社が吾平津神社(あひらつじんじゃ)。社伝によれば和銅2年(709年)創建で、かつては乙姫大明神と称し、江戸時代、飫肥11社の一社として歴代飫肥藩主の尊崇を受けていました。社前の堀川運河に架かる石橋

堀川運河

堀川運河

飫肥藩(おびはん)が飫肥杉を広渡川から油津湊まで運ぶために開削した運河が日南市油津にある堀川運河。天和3年(1683年)、飫肥藩主・伊東祐実(いとうすけざね)の命で着工し、28ヶ月の歳月をかけて完成しています。この運河の完成で、油津湊(あぶ

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