細島灯台

細島灯台

宮崎県日向市の日向岬にある灯台が細島灯台。その歴史は古く、九州諸藩の参勤交代の際、瀬戸内海から大坂(現・大阪)へと向かう船の着岸する湊が細島だったため、航路を守る常夜灯が築かれたのが始まり。明治43年5月10日に近代的な灯台が初点灯し、昭和16年にコンクリート造りに改築、さらに平成3年に改修されています。

明治43年初点灯の灯台で、細島港への出入りの船を守る

塔高は11.4m、灯火部分の標高(平均海面〜灯火)は101mで、光達距離は19.5海里(36km)で、国の登録有形文化財。

周辺には国の天然記念物に指定されている馬ヶ背、さらに「願いが叶う」と喧伝(けんでん)されるクルスの海があり、細島灯台も「恋する灯台プロジェクト」が選ぶ「恋する灯台」に認定されています。

細島は細長い入江の奥に位置する天然の良港。
沖の日向灘は、「一に玄海、二で遠江(とうとうみ)、三で日向の赤江灘」と『じょうさ節』に唄われる海の難所でした。
江戸時代の元禄3年(1690年)、幕府の直轄領(天領)となり、薩摩、飫肥、高鍋、佐土原の九州諸藩は、各藩の御用商人が屋敷を構え、参勤交代に細島を利用しています。
西南戦争では官軍の物資補給基地にもなっています(西南の役細島官軍墓地も現存)。

また、明治20年には内務省がオランダ人技師ヨハネス・デレーケ設計で、港湾整備を行なっています。

細島灯台
名称 細島灯台/ほそしまとうだい
所在地 宮崎県日向市細島
関連HP 日向市観光協会公式ホームページ
電車・バスで JR日向市駅から徒歩すぐの都町から宮崎交通バス東細島行きで16分、終点下車、徒歩25分
ドライブで 東九州自動車道西都ICから約55km
駐車場 100台/無料
問い合わせ 日向市観光協会 TEL:0982-55-0235/FAX:0982-55-1739
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

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