奈良県生駒郡斑鳩町龍田、聖徳太子が法隆寺を建てる際、その鎮守社としたのが、龍田神社(たつたじんじゃ)。法隆寺創建の地の選定に迷っていたところ、龍田明神が翁の姿になって現れ、斑鳩が適地と告げたと伝わる古社です。
法隆寺を強風や台風から守護する聖徳太子ゆかりの古社
信貴山に鎮座する龍田大社(本宮)までは遠いので、斑鳩に祀り、法隆寺の鎮守としたと伝えられる古社。
龍田新宮ともいわれるものの創建は法隆寺と同じ頃。
延長5年(927年)の『延喜式』神名帳にも「龍田比古龍田比女神社二社(二座)」と記載される式内社です。
神仏習合時代には法隆寺の別当坊、伝燈寺が置かれていましたが、明治の神仏分離により法隆寺からは離れて、神社境内の寺院的な建築物はすべて破却されてしまいました。
伝燈寺は廃寺となり、明治37年、法界寺(京都市伏見区)に移築された旧伝燈寺本堂は、国の重要文化財に指定されています。
祭神は、雨風を鎮め水難疫病を防ぐ天御柱命(あめのみはしらのみこと)、国御柱命(こくのみはしらのみこと)の二神。
境内には奈良県の天然記念物に指定されるソテツの巨樹(西株、東株)もありますが、平安時代の初期に植えられたものと推測されています。
龍田神社 | |
名称 | 龍田神社/たつたじんじゃ |
所在地 | 奈良県生駒郡斑鳩町龍田1-5-6 |
電車・バスで | JR王寺駅から奈良交通バス奈良行きで10分、竜田神社下車、すぐ |
ドライブで | 西名阪自動車道法隆寺ICから約3km |
駐車場 | 15台/無料 |
問い合わせ | 龍田神社 TEL:0745-75-3163 |
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