明日香村川原地区の田んぼの中に鎮座する重さ推定40tという巨大な花崗岩を、自然の岩肌を残したまま利用した石造物が亀石。うずくまった亀のようなスタイルと残された伝説から亀石と呼ばれていますが、いつごろ、何の目的で造られたのか今もって定かでなく、古代史の謎を残した巨石です。
今もって何の目的で造られたのかは謎!
橘寺鎮護の石、川原寺の四至(領域)を示す石、里の境を表す石、斉明天皇の時代にグリフィン像を造ろうとした、猿石を含めた古墳に関連する遺物など説は様々です。
大和が湖だった時代に対岸の当麻と水争いの結果、湖水を当麻に取られ多くの亀が死んでしまい、その追悼で刻まれたこの石が西(当麻)を向いた時には、大和盆地は湖になるという伝説も残されています。
飛鳥には亀石のほか、酒船石(さかふねいし)、二面石、猿石、益田岩船(ますだのいわふね)、須弥山石(しゅみせんせき/石神遺跡出土)、石人像(石神遺跡出土)、古代の子孫繁栄や農耕信仰の対象かともいわれる「マラ石」など20体ほどの石造物がありますが、誰が何の目的で造ったのかは、謎に包まれています。
亀石 | |
名称 | 亀石/かめいし Kameishi (Tortoise Stone) |
所在地 | 奈良県高市郡明日香村川原 |
関連HP | 明日香村公式ホームページ 明日香村観光ポータルサイト |
ドライブで | 南阪奈道路葛城ICから約14km |
駐車場 | 明日香村中央公民館駐車場を利用 |
問い合わせ | 明日香村地域振興公社 TEL:0744-54-4577 |
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