春日大社・中門

春日大社の正門である南門をくぐると正面に幣殿・舞殿(へいでん・ぶでん)が一棟になった神拝所(国の重要文化財)があります。神拝所の奥に朱塗りで荘重な造りの門が目に入りますが、これが中門。御本殿の直前にある楼門で10mの高さがあり、中門から右側が東御廊、左側は西御廊で、いずれも国の重要文化財。

本殿を拝むため中門へと進みます

神拝所までは参拝料は不要ですが、その先、中門・御廊(ちゅうもん・おろう)までは社頭特別参拝料が必要となります。
春日大社では、中門から本殿に向かって参拝する仕組みです。
中門を本殿と勘違いする参拝者もいますが、本殿は中門のさらに奥に位置しています。

中門正面の唐破風(からはふう)は明治時代に取り付けられたものです。
中門と東西の御廊は、日常の祭典奉仕を行なう大切な社殿となっているため、風雨が吹き込まないように、明治になって取り付けられたと推測できます。

春日大社は「古都奈良の文化財」として世界遺産に登録。

春日大社・中門
名称春日大社・中門/かすがたいしゃ・ちゅうもん
Kasugataisha Shrine Chumon
所在地奈良県奈良市春日野町160
関連HP春日大社公式ホームページ
電車・バスで近鉄奈良線・JR奈良駅から奈良交通バス市内循環で4~7分、春日大社表参道、または大仏殿・春日大社前下車、徒歩10分、または奈良交通バス春日大社本殿行きで7~10分、終点下車すぐ
ドライブで名阪国道天理ICから約10kmで春日大社駐車場
駐車場春日大社駐車場(100台/有料)
問い合わせ春日大社 TEL:0742-22-7788/FAX:0742-27-2114
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

春日大社

全国3000におよぶ春日神社の総本社が奈良の春日大社。710(和銅3)年、藤原不比等(ひじわらのふひと)が平城京鎮護のため、鹿島神宮から武甕槌命(たけみかづちのみこと=鹿島神)の分霊を勧請し、御蓋山(みかさやま=春日山)に祀ったのが始まりと

春日大社・南門

春日大社は、主な社殿を取り囲むように鮮やかな朱塗りの回廊があります。二之鳥居をくぐり、表参道を歩いて春日大社の拝殿に向かうと、南回廊に設けられた南門があります。春日大社本殿の正面に位置するのが重層の南門で国の重要文化財。南門は、元は鳥居だっ

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