コナベ古墳

コナベ古墳

奈良県奈良市法華寺町にある墳丘長204mという巨大な前方後円墳が、コナベ古墳。佐紀盾列古墳群(さきたてなみこふんぐん)の東群に属する1基で、宮内庁から小奈辺陵墓参考地として、仁徳天皇皇后・磐之媛命(いわのひめのみこと)の陵墓参考地に治定されています。

10基の陪塚のある巨大古墳、埋葬者は謎!

コナベ古墳(墳丘長204m/5世紀前半)、ウワナベ古墳(墳丘長270m〜280m/5世紀中頃)、ヒシアゲ古墳(墳丘長219m/5世紀中葉〜後半)の3基(東からウワナベ古墳、コナベ古墳、ヒシアゲ古墳が並んでいます)は、平城宮大極殿跡の北東に立地する古墳で、ヒシアゲ古墳は、仁徳天皇皇后・磐之媛命の陵墓に治定される古墳です。

宮内庁の考え方としては、磐之媛命陵の本命がヒシアゲ古墳、次の候補がコナベ古墳ということに。

明治初年に大阪の造幣局技師として日本に招かれたイギリス人ウィリアム・ゴーランド(William Gowland=日本の古墳研究の先駆者で、「日本アルプスの命名者」)がコナベ古墳を実測し、海外に紹介しています。
コナベ古墳の前方部の西側から後円部北東にかけては、10基の陪塚(ばいちょう)が並んでいます。
実際の被葬者は定かでありませんが、ウワナベ古墳同様に、ヤマト王権の大王的な存在の人物と推測できます。

佐紀盾列古墳群(佐紀古墳群)は、奈良盆地東南部の大和古墳群、大阪平野で世界文化遺産に登録される古市古墳群・百舌鳥古墳群と並ぶ大古墳群。
古墳時代前期後葉の五社神古墳(ごさしこふん)に始まり、佐紀陵山古墳、佐紀石塚山古墳、市庭古墳、ヒシアゲ古墳、コナベ古墳、ウワナベ古墳と、古墳時代前期から中期にかけて造営された墳丘長200m以上の巨大前方後円墳が多数築かれています。

佐紀盾列古墳群(佐紀古墳群)では、巨大古墳のすべてと一部の陪塚、大型前方後円墳が陵墓もしくは陵墓参考地として宮内庁の管理を受けています。

コナベ古墳
名称 コナベ古墳/こなべこふん
所在地 奈良市法華寺町宇和奈辺1823
電車・バスで JR・近鉄奈良駅から奈良交通バス大和西大寺駅行きで航空自衛隊下車、徒歩1分
問い合わせ 宮内庁書陵部畝傍陵墓監区事務所 TEL:0744-22-3338
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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