新潟県阿賀野市の水原町東端に位置し、江戸時代、農業用水池としてつくられた人造湖が瓢湖(ひょうこ)で、ラムサール条約登録湿地。現在は白鳥が飛来する湖として名高く、オオハクチョウ、コハクチョウをはじめ、カモ類、アオサギなど、水鳥の宝庫。「白鳥の渡来地」として国の天然記念物に指定されています。
最盛期には5000羽の白鳥を観察
江戸時代初期、寛永16年(1639年)の完成当時には、湖の南側に「外城大堤」という小さな池もあり、大小2つの池をあわせると、ひょうたんの形に見えるため、瓢湖(ひょうこ)と呼ばれるように。
昭和29年、吉川重三郎氏(初代の白鳥おじさん)が、日本で初めて野生の白鳥の餌付けに成功した湖で、以来、水鳥の生育地として自然環境が保全されています。
白鳥が飛来するのは例年10月上旬。
3月下旬まで滞在し、11月下旬のピーク時には5000羽~6000羽の白鳥(コハクチョウ、オオハクチョウ、コブハクチョウ)が観察できます(白鳥を観察するなら早朝か夕方がおすすめ)。
期間中は、白鳥おじさん(3代目・齋藤功さん)が常駐、「瓢湖 水鳥のエサ」を購入すれば、餌を与えることも可能。
「問い合わせで多いのは、白鳥があまりいないということ。湖に昼間に訪れても、白鳥は昼間は周辺の田んぼへ食事に出かけていないのです」(阿賀野市公園管理事務所)。
瓢湖の湖畔は、瓢湖水きん公園として整備され、瓢湖観察舎(8:30~16:20)や散策路、「瓢湖あやめ園」なども整備されています。
ソメイヨシノ200本も植栽され、4月上旬の花見時期にはライトアップも実施されます。
「瓢湖あやめ園」(1.1ha)には、215品種50万本のアヤメが植栽され、開花期の6月上旬〜6月下旬には、『瓢湖あやめまつ』も開催。
瓢湖 | |
名称 | 瓢湖/ひょうこ |
所在地 | 新潟県阿賀野市水原 |
関連HP | 阿賀野市公式ホームページ |
電車・バスで | JR水原駅からタクシーで5分 |
ドライブで | 磐越自動車道新津ICから約9km |
駐車場 | 300台/無料 |
問い合わせ | 公園管理事務所 TEL:0250-62-2690 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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