村上大祭に欠かせない山車(だし)、「おしゃぎり」を展示する、村上市郷土資料館(おしゃぎり会館)に隣接するのが重要文化財若林家住宅。1800年前後に建てられたと推定される江戸時代の武家屋敷で、若林家の当時の禄高は150石ほどと、中級武士の家柄。豪農の館などに比べ質素な造りで、質実剛健の武家社会を垣間見ることができます。
物頭(ものがしら)役の若林家の武家屋敷
部屋割が細かく土間が狭いのが武家屋敷の特長。
寄棟造りの曲家(まがりや)には、居間や座敷、次の間などが残り、苔むした庭には梅やツツジが咲き誇ります。
「鶴の松」、「亀の松」と通称される松を配した庭園も見学できます。
若林家はもともと甲斐武田氏の遺臣で、延宝2年(1674年)、田中城を居城とする内藤弌信(ないとうかずのぶ)に召抱えられ、享保5年(1720年)に村上藩主となったことで、村上に移り住んだと推測されています。
重要文化財若林家住宅 | |
名称 | 重要文化財若林家住宅/じいようぶんかざいわかばやしけじゅうたく |
所在地 | 新潟県村上市三之町7-13 |
関連HP | おしゃぎり会館公式ホームページ |
電車・バスで | JR村上駅からタクシーで7分 |
ドライブで | 日本海東北自動車道村上瀬波温泉ICから約2.6km |
駐車場 | おしゃぎり会館駐車場(24台/無料)を利用 |
問い合わせ | 重要文化財若林家住宅 TEL:0254-52-7840 |
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