旧唐人屋敷・土神堂

旧唐人屋敷・土神堂

鎖国政策の中、江戸時代の長崎(現・長崎県長崎市)には1万人もの中国人が暮らしていたと推測されていますが、元禄4年(1691年)、唐船(中国船)の船頭たちの願いが許可され、当時中国人の居留地だった唐人屋敷入口に建立された土神の石殿が土神堂です。土神とはその名の通り、土を司る神(民間信仰で郷土の守護神)のことです。

郷土の守護神、福徳正神を祀る堂

唯一の対外貿易の対象国だったオランダ人は、出島に隔離されていましたが、キリスト教徒布教に関係のない中国人は少し自由でしたが、居住地が定められ、当初は民家などに分宿していました。
元禄2年(1689年)、密貿易の防止を目的に唐人屋敷が完成し、中国人たちは、屋敷への居住が義務付けられましたが、同時に宗教的な建物も建立されていったのです。
土神堂に祀られるのは福徳正神像で、土地や家を守る豊作の神様として尊崇されてきました。
祈願すれば、五穀豊穣、金運招福などにご利益があるのだとか。
軒丸瓦にも福という文字が描かれています。

天明4年(1784年)の大火で焼失しましたが、興福寺などの唐三か寺や、華僑たちによって改修保存されてきました。
老朽化と原爆の被害を受け昭和25年に石殿を除いて解体され、現在の建物は昭和52年に長崎市が復元したもの。
例年春節(中国の旧正月)の2月には『土神祭』が開催され、劇や唐踊りが奉納されています。

旧唐人屋敷・土神堂
名称 旧唐人屋敷・土神堂/きゅうとうじんやしき・どじんどう
所在地 長崎県長崎市館内町16-17
関連HP 長崎市公式ホームページ
電車・バスで JR長崎駅から路面電車で6分、築町下車、徒歩10分
ドライブで 長崎自動車道長崎ICから約4km
駐車場 周辺の有料駐車場を利用
問い合わせ 長崎市文化財課 TEL:095-829-1193
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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