作山古墳

作山古墳

岡山県総社市にある墳丘長282mという日本で10番目という巨大な前方後円墳が作山古墳(つくりやまこふん)。岡山県内でも同じ吉備路風土記の丘にある造山古墳(つくりやまこふん/墳丘長350mで全国第4位)に次ぐ巨大な古墳で、古代に栄えた吉備の王の墓だと推測されています。

岡山県総社市にある日本で10番目の巨大古墳

作山古墳
国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成

自然の丘陵を利用して造られた古墳は、5世紀中頃(古墳時代中期)の築造。
埋葬者は不明ですが、3段構造になっていることから、吉備地方を支配していた権力者の墓であったと推測されています。
宮内庁管理の天皇陵でないため、造山古墳と同じく、墳丘に登ることも可能。

円筒埴輪、朝顔形埴輪が出土し、墳丘各段には埴輪がずらりと並んでいたと推測されます。

作山古墳の南側には近世の山陽道が通りますが、古代から西国との交易の道や、舟運の航路があったと推測できます。
岡山県下にはこのほか、両宮山古墳(赤磐市穂崎/墳丘長206m/全国36位)、金蔵山古墳(岡山市中区/丘長165m)の巨大な前方後円墳があります。

作山古墳
名称作山古墳/つくりやまこふん
所在地岡山県総社市三須
関連HP総社市公式ホームページ
電車・バスでJR総社駅から中鉄総社バス総社・山手循環線で12分、三軒屋下車、徒歩10分
ドライブで山陽自動車道倉敷ICから約5.4km
駐車場30台/無料
問い合わせ総社市役所商工観光課 TEL:0866-92-8277
吉備路観光案内センター TEL:0866-92-1211
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造山古墳

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