与那国島 東崎(東牧場)

与那国島では日本で最後に沈む夕日が見られる西崎(いりざき)が有名ですが、東端に位置する東崎(あがりざき)からは、晴れた日には遠く西表島をも眺望。突端の断崖上には東埼灯台が建ち、展望台が設けられています。また岬高台の広大な草原は東牧場となっていて日本在来種の与那国馬が放牧される異色の絶景が展開。

与那国島の東端の絶景岬は与那国馬の放牧地

東崎(あがりざき)の「あがり」とは日が上ること。逆に西崎(いりざき)は日の入りを表しています。
東崎の岬一帯は厳しい海風や波の影響を強く受けた地形と植生で沖縄県の自然環境保全地域に指定。

喜納昌吉(きなしょうきち)の『東崎』(あがりざち)は、この岬を歌った名曲。

東崎の高台には沖縄電力の風力発電の風車2基が設置されており、草原のアクセントとなっています。
風力発電装置は高さ68m、風車の直径44mという大規模なもの。
近付けばその大きさに驚かされることでしょう(ただし台風で破損することも多いとか)。
ドイツのエネルコン社製の発電装置でフルパワーなら毎時1200kW(島の電力需要の約半分)の発電能力があるとか。

与那国馬

日本在来種の在来8種に数えられる与那国馬。
日本最西端の離島という立地で、交雑することなくポニーのような小型の在来種の純血性が守られてきました。
軍用馬への改良として国策で西洋種との交配が進められましたが、与那国馬はその施策からも守られ、戦前は、琉球競馬にも用いられていました。
現在、保護増殖が行なわれ、与那国島の東牧場、北牧場、南牧場という3つの牧場で育成されています。
ちなにに日本在来馬8馬種は、北海道和種(道産子)、木曽馬(長野県開田高原)、御崎馬(宮崎県都井岬)、対州馬(長崎県対馬市)、野間馬(愛媛県今治市)、トカラ馬(鹿児島県トカラ列島)、宮古馬(沖縄県宮古島)と与那国馬の8種。

与那国島 東崎(東牧場)
名称与那国島 東崎(東牧場)/よなぐにじま あがりざき(あがりぼくじょう)
所在地沖縄県八重山郡与那国町与那国1219
関連HP与那国町観光協会公式ホームページ
ドライブで与那国空港から約7km
駐車場30台/無料
問い合わせ与那国町観光協会事務所 TEL:0980-87-2402/FAX:0980-87-2445
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
立神岩展望台

立神岩展望台

沖縄県与那国町、与那国島の東部、立神岩(たちがみいわ)の東側にある展望台が立神岩展望台。2階建てになった展望台からは地元で頓岩(とぅんがん)とも呼ばれる奇岩・立神岩を眼下にします。展望台は2ヶ所あり、立神岩近くの展望駐車公園(パーキング)か

西崎(与那国島)

八重山諸島の西端、日本の最西端に位置する与那国島(よなぐにじま)。台湾との距離は111kmで、石垣島からよりも近く、方言を含め独特の文化が発達した地。島の西端に位置する西崎(いりざき)には、日本最西端の碑が立つほか、岬の突端には昭和32年点

 

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