安良波公園(アラハビーチ)

安良波公園(アラハビーチ)

沖縄県中頭郡北谷町(ちゃたんちょう)北谷2丁目、北谷町の海岸沿いに整備された3.7haの臨海公園が、安良波公園。海側にはアラハビーチが整備され、その陸側に多目的広場、野外ステージ、噴水池、バスケットコート、バーベキューエリアなどが広がっています。

多彩なマリンスポーツが楽しめる北谷のビーチ

安良波公園(アラハビーチ)
眼前にはアラハ島と呼ばれる岩も

「アメリカンビレッジ」から徒歩圏内で、アメリカ人の利用も多く、異国情緒も漂うのが安良波公園(アラハビーチ)。
汀線600mの砂浜は、例年4月上旬に海開きが行なわれ、10月下旬頃まで遊泳が可能。
遊泳可能区域にはハブクラゲ侵入防止ネットが設置され、日中はライフガード(ビーチ監視員)が常駐しています。
ビーチ管理棟ではパラソルやサマーベッドなどのレンタルも実施。

マリンスポーツも、バナナボート、パラセール、グラスボート(船底が透明なガラス張りになった専用ボートでサンゴ礁の海を探勝)、マリンジェットと豊富に揃い、カヤックアラハ島ツアー(所要1時間)なども用意されています。


アラハビーチの芝広場(ビーチ管理棟の横)には琉球王朝時代の天保11年(1840年)に北谷沖(白比川河口の沖1kmほどの場所)で座礁し沈んだイギリス船「インディアン・オーク号」(Indian Oak=東インド会社の所属、全長35.0m)がモデルの遊具も配されています。

ここからの夕日は絶景として有名だ。アラハビーチにはトイレ、シャワー、監視台が設置される他、海上にはクラゲ防止ネットも置かれています。

駐車場は第一、第二、北側に少し離れた第三が用意されていますが土休日には管理棟に近い第一と第二が埋まってしまうことも。

安良波公園(アラハビーチ)
東シナ海に沈む日没

「インディアン・オーク号」遭難事件

「インディアン・オーク号」の遭難事件では、地元では台風の荒波にも関わらず、難破船から船員67名を救出、さらに琉球王府は45日もの間、船員に衣食住を与え手厚くもてなし、船を新造して故国へと送り返しています。

この「インディアン・オーク号、香港で勃発したアヘン戦争に参戦しますが、台風に遭遇し、琉球まで漂流、北谷沖で沈没したのです。
琉球王国は薩摩藩の侵略支配を受けながらも、中国(清国)と冊封関係(さっぽうかんけい=君臣関係)にありましたが、リーフに座礁した船から果敢に船員を救出したのです。

『2000年 九州・沖縄サミット』の際には、イギリスのブレア首相が北谷町を表敬訪問。
それをきっかけに北谷町とイギリス・グロスターシャー州にあるディーン・マグナ・スクール(Dene Magna School)との間では学生同士の国際交流が始まっています。

安良波公園(アラハビーチ)
「インディアン・オーク号」を模した遊具
安良波公園(アラハビーチ)
名称 安良波公園(アラハビーチ)/あらばこうえん(あらがびーち)
所在地 沖縄県中頭郡北谷町北谷2-2-1
関連HP 北谷町観光協会公式ホームページ
ドライブで 沖縄自動車道沖縄南ICから約6.5km
駐車場 200台/無料
問い合わせ アラハビーチ管理棟 TEL:098-926-2680
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
北谷公園サンセットビーチ

北谷公園サンセットビーチ

沖縄県中頭郡北谷町(ちゃたんちょう)美浜、「美浜アメリカンビレッジ」の海側に位置する人工ビーチが、北谷公園サンセットビーチ。土地柄からアメリカ人の利用も多く、海外のリゾートのような雰囲気をも醸し出しています。その名の通り、東シナ海に沈む夕日

 

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