仲間川マングローブクルーズ（西表島交通）

沖縄県八重山郡竹富町、西表島の南部を流れる二級河川が、仲間川（なかまがわ）。200haとマングローブの流域面積日本一を誇る川。亜熱帯独特の原生的な天然林が残るエリアを手軽に探勝できるのが、西表島交通の運航する仲間川マングローブクルーズです（大原港ターミナル横から出航）。

仲間川のマングローブ林をジャングルクルーズ

仲間川のは河口から6kmにわたって生育するマヤプシキ、オオバヒルギ、メヒルギ、オヒルギ、ヒルギモドキ、ヒルギダマシなどの海漂林は、文化庁の天然記念物・仲間川天然保護区域に指定されるほか、林野庁の森林生態系保護地域保存地区、亜熱帯を特徴づける自然として、西表石垣国立公園特別地域にも指定されています。

旅行者が期待するいかにものマングローブ林は、河口に架かる県道の仲間橋からははるかかなたに。
仲間港（大原港）の西表島観光案内所前を起点に、マングローブ茂る仲間川天然保護区域を抜け、上流の船着き場を往復するのが、仲間川マングローブクルーズ。
西表島交通は、島内のバスを運行する会社なので、信頼性も高く、おすすめでしょう（ほかにも運航する会社があります）。

乗船にあたり、とくに予約の必要はありませんが、潮の干満により運航時刻は毎日変更し、運航できない時間帯もあるので運航時間をまずは事前に確認を（満潮時には上流8kmほどまで船で遡ることができ、亜熱帯の密林クルーズを満喫できます）。
潮位により、浅い上流域まで航行できない場合には中流域の日本最大のマングローブ林をのんびりとゆっくりとクルーズ（低潮位時には生態系の維持保存のため、上流航行制限が設けられています）。

西表島交通では、上流の船着き場から日本最大のサキシマスオウノキへ徒歩で到達する「サキシマスオウノキ見学コース」と下船して歩くことのない「マングローブコース」（所要1時間～1時間10分）の2コースを用意。
また展望台船着き場から徒歩15分の仲間川展望台もガイド付きで探勝する期間限定の「展望台トレッキングコース」（所要1時間30分弱）、マングローブ植物や干潟の生き物を観察する「仲間川体験カヌー」（要予約）も実施しています。

チケットの発券場所は、大原港ターミナル横の直営「ショップじゅごん」（出航の5分前までにチケットの購入を）。
「ショップじゅごん」前、大原港じゅごん桟橋（「水中観光船じゅごん」も出航）で乗下船となります。
補助犬、車いすでの乗船も可能。

船内にトイレはないので事前に利用を。
また出航後に状況によっては船長判断でコースが変更になることもあります。

仲間川マングローブクルーズ（西表島交通）
名称	仲間川マングローブクルーズ（西表島交通）／なかまがわまんぐろーぶくるーず（いりおもてじまこうつう）
所在地	沖縄県八重山郡竹富町南風見201
関連HP	仲間川マングローブクルーズ（西表島交通）公式ホームページ

問い合わせ	仲間川マングローブクルーズ（西表島交通） TEL:0980-85-5304
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。