沖縄県国頭郡今帰仁村(なきじんそん)、屋我地島(やがじしま)との狭い海峡にある港が、運天港(うんてんこう)。中世には北山王(ほくざんおう)の居城・今帰仁城(なきじんじょう)の湊として繁栄。伊是名島・仲田港と結ぶ伊是名村営フェリー、伊平屋島・前泊港との伊平屋村営フェリーが発着。
伊是名島、伊平屋島とを結ぶフェリーが発着
沖縄北部の重要港湾で、源為朝が伊豆大島から逃れて来る際に「運を天に任せて」たどり着いたという伝説も残されています。
琉球と薩摩を結ぶ航路も形成され、慶長14年(1609年)、薩摩藩の琉球侵攻も3月25日に古宇利(運天港)に上陸しています。
伊是名島・仲田港へは、伊是名村営フェリー「フェリーいぜな尚円」(971t、フィンスタビライザー完備)で、所要55分(1日2往復)。
尚円(しょうえん)とは、伊是名島出身で、クーデターで第一尚氏王統を倒した琉球王国の国王・尚円王(琉球王朝第二尚氏王統の始祖)のことで、伊是名島には伊是名城(いぜなぐすく)などゆかりの地が残されています。
伊平屋島・前泊港へは、伊平屋村営フェリー「フェリーいへやⅢ」(756t、フィンスタビライザー完備)で1時間20分(1日2往復)。
伊平屋島は、沖縄県の有人島で最北端に位置する島で、冬季は伊平屋島への航路は波が荒いことで知られていますが、「フェリーいへやⅢ」はフィンスタビライザー(横揺れ防止装置)を装備し、揺れを軽減しています。
運天港へは那覇空港国内線ターミナルから「やんばる急行バス」で、2時間46分。
運天港 | |
名称 | 運天港/うんてんこう |
所在地 | 沖縄県国頭郡今帰仁村上運天335 |
関連HP | 伊是名村公式ホームページ |
ドライブで | 沖縄自動車道許田ICから約22km |
問い合わせ | 運天港連絡事務所 TEL:0980−56−4265 |
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