迎里御嶽

迎里御嶽

沖縄県八重山郡竹富町、ハートアイランドと呼ばれる黒島の西部、 仲本海岸と宮里海岸の間にあるのが、迎里御嶽(んぎすとうわーん)。地元では、「ンギストゥ」と呼ばれる御嶽で、黒島のヤーヤマ(八御嶽)のひとつ。豊穣と航海守護の御嶽で、入口には鳥居が立っています。聖域のためむやみな立ち入りは厳禁。

鳥居から先への立ち入りは厳禁

康熙52年(1713年)に国王が上覧した琉球王国の歴史書『琉球国由来記』には、神名は阿宇慶山、イベ名(聖地の聖なる名)はサタイ主大神、由来は不明と記されています。

明治14年の『大地方村之御嶽並伊部名拝殿坪数神官人調帳』には、黒島村の筆頭に迎里御嶽が掲載され、神名は阿宇慶山、伊部名はサイイ主大神、敷地面積750坪、小底むけしが神官と記されています。

黒島では御嶽(うたき)ではなく、「わん」と称しているので、「んぎすとうわーん」という耳慣れない言葉になっています。
黒島の八御嶽は、迎里御嶽のほか、喜屋武御嶽(けんわん)、仲盛御嶽(なはむりわん)、北神山御嶽(にしはめまわん)、南神山御嶽(ぱいはめわん)、南風保多御嶽(ぱいふたわん)、船浦御嶽(ふのーらわん)、保里御嶽(うぶわん)があります。
いずれの御嶽も鳥居から先には決して立ち入らないようにご注意を(黒島では、御嶽への立ち入りは厳禁)。

迎里御嶽
名称 迎里御嶽/んぎすとうわーん
所在地 沖縄県八重山郡竹富町黒島1849
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
黒島

黒島

沖縄県八重山郡竹富町、石垣島の南南西17kmに位置するハート型の島が、黒島。琉球石灰岩からなる平坦な島の大部分が牧場のため、人より牛の数の方が圧倒的に多いのどかな島(人口220人に牛3000頭)。周囲にはサンゴ礁が発達、海中公園にも指定され

 

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