大阪府堺市堺区、日本最大の古墳である大仙陵古墳(仁徳天皇陵)の後円部西、外濠から100mほど離れた場所に築かれた帆立貝形古墳(現存する墳丘長33m)が、菰山塚古墳(こもやまづかこふん)。百舌鳥古墳群の1基で、世界文化遺産「百舌鳥・古市古墳群」の構成資産になっています。
南を向く小規模な帆立貝形古墳は、世界遺産に登録
現在は住宅に取り囲まれた円墳状の墳丘が残るのみで、かつての姿はよくわかりませんが、墳丘の現存長は33m、高さは4mほどあります。
墳丘は2段構成だったと推測され、墳丘からは円筒埴輪、形象埴輪が出土しています。
出土した遺物などから、築造時期は源右衛門山古墳(大仙陵古墳の北東側、「仁徳陵古墳陪冢ち号飛地」)と同じ時代の5世紀前半(古墳時代中期中葉)と推測されています。
なぜ前方後円墳でなく、帆立貝形古墳なのかに関してはよくわかっていませんが、大きな前方部をつけることをヤマト王権の大王に禁止されたためという説もあります。
菰山塚古墳 | |
名称 | 菰山塚古墳/こもやまづかこふん |
所在地 | 大阪府堺市堺区南丸保園2-4 |
関連HP | 堺観光コンベンション協会公式ホームページ |
電車・バスで | JR・南海三国ヶ丘駅から徒歩15分 |
ドライブで | 阪神高速15号堺線堺出口から約5km |
駐車場 | 大仙公園第1駐車場(127台/有料)・第2駐車場(149台/有料)・第3駐車場(98台/有料) |
問い合わせ | 堺市文化観光局文化部文化財課 TEL:072-228-7198/FAX:072-228-7228 |
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