八尾空港

大阪府八尾市空港2丁目にある国の管理する空港が、八尾空港（やおくうこう）。スカイスポーツなどの拠点として使われる空港で、自家用の小型航空機やヘリコプターの発着しています。歴史的には昭和8年に民間機パイロットの養成訓練を目的に誕生した空港です。

第一航空などの遊覧飛行も利用

昭和15年からは陸軍に移管、戦時下には陸軍第11飛行師団司令部が置かれ、京阪神防空の拠点としても機能しました。
戦後は、アメリカ軍が接収し、ヘリコプター部隊が使用しましたが、昭和29年に返還され、昭和30年1月1日から日東航空（後に合併して、東亜国内航空に）の白浜線が開設され、新婚旅行客などを乗せて飛んでいましたが、現在はチャーター便のみとなっています。

那覇空港〜粟国空港を結ぶ不定期便を就航する第一航空は、八尾空港を拠点空港とする航空会社で、小型機やヘリを使った航空撮影、遊覧飛行などでも有名です。
セスナ機利用の遊覧飛行は、百舌鳥・古市古墳巡りが、所要18分、大阪市内遊覧（大阪城、大阪ドーム）は、所要20分、京都名所巡りは所要50分です。

東西に位置するA滑走路（全長1490m、幅45m）と、これに交差するB滑走路（全長1200m、幅30m）の2本の滑走路を持つ空港で、空港内で滑走路が交差するのは、東京国際空港（羽田）と新潟空港、仙台空港の合計4ヶ所しかありません。