大分県玖珠郡玖珠町森の三島公園内にあるミュージアムが久留島武彦記念館(くるしまたけひこきねんかん)。旧町立保育園を増改築した記念館で、玖珠町出身の童話作家の久留島武彦を紹介しています。久留島武彦は、童謡『夕やけ小やけ』の作詞者で、童話を語り聞かせた口演童話活動で全国の幼稚園、小学校を訪れています。
「日本のアンデルセン」久留島武彦を紹介
館内は、歴代久留島武彦文化賞の受賞者を紹介する「久留島武彦文化賞」、全国に点在する久留島武彦童謡碑を紹介の「童話碑が見える部屋」、久留島武彦の生涯を解説する「久留島先生を学ぶ部屋」、親子で絵本を読んだりブロック遊びをしたりができる「いぬはりこの部屋」、口演肉声を聞く「ものがたりの部屋」、日本全国、世界各国における活動を紹介する「日本を旅する部屋」、「世界を旅する部屋」、愛用品、書簡、書籍を展示する「久留島先生ゆかりの部屋」、巖谷小波(いわやさざなみ)、後藤新平、勝海舟(かつかいしゅう)、岡本太郎などとの交流を学ぶ「出会いの部屋」、記念館オリジナルグッズや書籍を販売する「ショップ」の10コーナーに分かれています。
藩政時代、森藩が置かれた陣屋町・森。
森藩は石高1万4000石と、豊後でもっとも小さな藩で、本来は城を構えることができない規模。
慶長6年(1601年)に入封した村上水軍の一族・来島(久留島)氏は、角埋山(つのむれやま)の麓に陣屋を構え、町を整備。
その後、陣屋町・森は、武家だけでなく商人や職人も集められ発展、中心部には水路や土蔵造りの商家が今も残されています。
つまり、久留島武彦は、村上水軍・久留島氏の末裔ということに。
久留島陣屋跡の三島公園内には久留島武彦記念館のほか、旧久留島氏庭園、末廣神社、末廣神社・栖鳳楼などが残されています。
久留島武彦記念館 | |
名称 | 久留島武彦記念館/くるしまたけひこきねんかん |
所在地 | 大分県玖珠郡玖珠町森855 |
関連HP | 久留島武彦記念館公式ホームページ |
電車・バスで | JR豊後森駅から玖珠観光バスで童話碑入口下車、徒歩3分 |
ドライブで | 大分自動車道玖珠ICから約2km |
駐車場 | 三島公園公共駐車場(30台/無料) |
問い合わせ | 久留島武彦記念館 TEL:0973-73-9200/FAX:0973-73-9201 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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