緒方井路などが平野を潤し、水に恵まれた岡藩随一の米どころ、大分県豊後大野市の緒方町。そんな緒方には、神楽や獅子舞、白熊(はぐま)など、当地独特の郷土芸能が数多く残されています。その緒方地方の農村文化と伝統芸能を今に伝える施設が、「俚楽の郷伝承体験館」(りがくのさとでんしょうたいけんかん)です。
後藤絹さん制作の人形に、昭和の暮らしを知る
俚楽(りがく)とは、当地に伝わる郷土芸能を指す言葉で、俚楽の郷伝承体験館の館内では昔の農村の暮らしを再現しています。
獅子舞や神楽などの郷土芸能体験コーナーや、当地の農村風景を四季折々、表情豊かに表現した後藤絹さんによる紙粘土人形も展示。
後藤絹さんは、大正8年生まれ。
73歳頃から紙粘土で人形を作り始め、85歳の頃まで制作を続け、300体以上の「絹さん人形」を作りました。
その人形は、竹馬で遊ぶ、こんにやくを作るなど緒方町の昭和の風景を再現しています。
併設の「The Vege Cafe Ms.」(ベジ・カフェ ミズ)は、豊後大野野菜ソムリエクラブのメンバー有志のサポートにより運営される農村レストランです。
俚楽の郷伝承体験館 | |
名称 | 俚楽の郷伝承体験館/りがくのさとでんしょうたいけんかん |
所在地 | 大分県豊後大野市緒方町馬場388-1 |
電車・バスで | JR豊肥本線緒方駅から徒歩10分 |
ドライブで | 大分自動車道大分米良ICから約39km |
駐車場 | 30台/無料 |
問い合わせ | 俚楽の郷伝承体験館 |
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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