都道府県の人口減少率ランキング(2020年〜2025年) 減少率TOP20

2020年〜2025年の5年間に人口の5%が減少した都道府県が14県もあります。TOPの秋田県は8万593人の減少で、減少率はなんと8.40%です。宮城県を除いた東北5県はすべて5%以上の減少率で、県人口が近い将来半減する可能性があります。増加したのは東京都だけなので、全国的な少子高齢化を反映しています。

新幹線の開通で皮肉にも県外流出が増加!?

秋田県では平成5年から死亡数が出生数を上回ることで人口が減少する自然減が始まり、平成11年には自然減が社会減(転出超過によって生じる人口減少)を上回ることで、急速な人口減少となっています(日本の総人口が減少したのは、平成17年から)。
秋田県の8.40%もの減少率は、少子高齢化による自然減と、若者世代の流出による社会減が重なったことからです。

年齢のピラミッド構造にも大きな変化があり、自然減が始まった平成5年当時は働き盛りの40歳前後がもっとも多い世代でしたが、平成22年は60歳前後が最多という高齢化が短期間で一気に進んでいます。
秋田新幹線が開業したのは平成9年ですが、皮肉なことに若者の流出が加速する結果をも生んでいます。
25~39歳が著しく少ないのは、就職や進学を契機に、他の都道府県へ転居したことが原因です。

こうした現象は秋田県が際立っていますが、他県でも見られ、今後は各都道府県が、いかにして社会減に対して歯止めをかけるのかで、明暗を分けるといえるかもしれません。

北陸新幹線が開通した福井県、富山県でも社会減が増えているので(戦後100万以上を維持していた人口も、ついに100万を切る事態に)、若年層の県外流出が加速したことがわかります。
とくに大学への進学、就職などで、関東地区への転居が増加したことがうかがわれます。
富山県ではUターン、Iターンにも積極的に取り組み、全国有数の成果を挙げています。
人口減の最大の理由は少子高齢化による自然減なので、抜本的な対策はないのが現状です。

都道府県の人口減少ランキング(2020年〜2025年) 減少率TOP20

順位都道府県名人口減少率人口減少数2025年
国政調査時点
2020年
国政調査時点
1秋田県8.40%8万593人87万8909人95万9502人
2青森県7.49%9万2618人114万5366人123万7984人
3岩手県6.92%8万3721人112万6813人121万534人
4山形県6.89%7万3490人99万4537人106万8027人
5高知県6.75%4万6646人64万4881人69万1527人
6福島県6.30%11万5487人171万7665人183万3152人
7徳島県6.08%4万3695人67万5864人71万9559人
8山口県6.03%8万833人126万1226人134万2059人
9長崎県5.95%7万7956人123万4361人131万2317人
10和歌山県5.93%5万4656人86万7928人92万2584人
11新潟県5.92%13万206人207万1066人220万1272人
12愛媛県5.73%7万6467人125万8374人133万4841人
13島根県5.67%3万8021人63万3105人67万1126人
14鳥取県5.22%2万8872人52万4535人55万3407人
15鹿児島県4.79%7万5919人151万2337人158万8256人
16宮崎県4.75%5万717人101万8859人106万9576人
17富山県4.70%4万8590人98万6224人103万4814人
18福井県4.58%3万5058人73万1805人76万6863人
19北海道4.44%23万1572人499万3042人522万4614人
20大分県4.42%4万9595人107万4257人112万3852人
都道府県の人口減少率ランキング(2020年〜2025年) 減少率TOP20
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