連続する3駅で3つの県が旅できる! (1)関東編

日本広といえど、「なーんだ狭いじゃないか!」という場所もあるわけで、今回はそんなお話。
川を渡ると隣の県へという場所は全国に数ありますが、連続する3駅で県が異なるという場所は、実は非常に数少ないのです。
そんな場所が広ーい関東平野と九州の加久藤カルデラにあるので旅立てない人は、まずは地図上でチェックしてみましょう。
 
まずは関東編

 

3駅で栃木、茨城、埼玉を旅する

パート1は、関東平野を北上する東北本線から。
東北本線は明治時代に開通した日本最初の私鉄、日本鉄道が前身。明治15年に川口~前橋(現在の高崎線)の建設が始まりますが、これは群馬県の生糸を横浜港へと運ぶためという明治時代らしい外貨獲得の目的がありました。
明治16年に上野~熊谷間が開業。明治18年には宇都宮までが開業し、蓮田、久喜、栗橋、古河、小山、石橋、宇都宮の各駅が誕生ししています。

スタートは、昭和38年2月16日に国鉄東北本線の駅として誕生し野木駅。
野木駅は栃木県下都賀郡野木町と栃木県です。

野木駅を出るとおよそ4分で古河駅。
古河駅は東北本線(宇都宮線)で唯一、茨城県の駅。東北本線に茨城県があるのもちょっぴり意外ですね。

古河駅を出ると利根川を渡り、7分ほどで栗橋駅に到着します。

栗橋駅は埼玉県久喜市(2010年3月の合併までは北葛飾郡栗橋町)。
明治18年7月16日、日本鉄道の駅として開業。東武線・JR線直通特急「(スペーシア)日光・きぬがわ」も停車します。

栗橋、古河、野木に共通するキーワードは、「奥州街道(日光街道)の宿場」という点です。
街道を北上すると南から栗橋宿(下総国葛飾郡/埼玉県北葛飾郡栗橋町/2010年3月から久喜市)→中田宿(下総国葛飾郡/茨城県古河市)→古河宿(下総国葛飾郡/茨城県古河市)→野木宿(下野国都賀郡/栃木県下都賀郡野木町)と続きます。このエリアは利根川水運でも栄えた交通の要衝で、栗橋には関所も置かれていましたし、日光東照宮参拝の歴代徳川将軍は古河城のある古河宿に泊まっていました。
注目すべき点は古河市です。古河宿は下総国葛飾郡と、実は現在埼玉県栗橋町である栗橋宿と同じ国郡なんです。古河市の市外局番は0280となんと栃木県の扱い。茨城県内他地域へ電話するとなんと他県通話となってしまうのです。
 

東武日光線は3駅で栃木、群馬、埼玉

さてさて話を戻して、併走する東武日光線を見てみましょう。こちらも東北本線に負けてはいません。
藤岡駅(栃木県下都賀郡藤岡町)
板倉東洋大前駅(群馬県邑楽郡板倉町)
柳生駅(埼玉県北埼玉郡北川辺町)

こちらは栃木→群馬→埼玉と、茨城県に代わって群馬県が参戦です。渡瀬遊水池辺で4県が複雑に入り組むので「連続する3駅で3県」が実現しているというわけなのです。東武日光線は2009年10月に開通80周年を迎えています。

 

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