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日本三大川祭とは!?

日本三大川祭

俗に「日本三大川祭」といわれるのは、尾張津島天王祭(愛知県津島市/津島神社)を筆頭に、大阪天満宮『天神祭』(大阪市)、そして厳島神社『管絃祭』(広島県廿日市市)の3ヶ所。宮島・厳島神社の『管絃祭』は、海で行なわれますが、川祭に数えられるのには歴とした理由が。

尾張津島天王祭

祭礼日:毎年7月第4土・日曜/土曜が宵祭、日曜が朝祭
場所:愛知県津島市/天王川
歴史:室町時代に創始。津島神社(神仏習合時代には津島牛頭天王社)は織田家の産土神(うぶすながみ)で、織田信長も見学。
内容:土曜の宵祭には、提灯が飾り付けられた巻藁舟5艘が津島楽を奏しながら(試楽)、天王川を御旅所に漕ぎ渡り、日曜の朝祭は、市江車(いちえぐるま)を先頭に6艘の車楽船が能の出し物をかたどった置物を飾り、楽を奏でながら漕ぎ進みます。
文化財指定ほか:国の重要無形民俗文化財(「尾張津島天王祭の車楽舟行事」)、尾張津島天王祭車楽(だんじり)舟行事としてユネスコ無形文化遺産「山・鉾・屋台行事」に登録/日本三大提灯祭、日本三大祇園祭

尾張津島天王祭|津島市|2024

2024年7月27日(土)~7月28日(日)、愛知県津島市で『尾張津島天王祭』が行なわれます。近世まで津島牛頭天王社(つしまごずてんのうしゃ)と呼ばれた津島神社の祭事で、酷暑の夏に、疫病が流行しないように祈願する祭りで東海地方各地の『祇園祭

大阪天満宮『天神祭』

祭礼日:毎年7月24日(宵宮) ~ 7月25日(本宮)
場所:大阪市/大川(旧淀川)
歴史:天暦5年(951年)に社頭の浜から神鉾(かみほこ)を流し、流れ着いた浜に斎場を設け、禊祓(みそぎはらい)を行なった際、神領民が船を仕立てて奉迎したのが始まり。
内容:7月25日の夜には、大川(旧淀川)に多くの船が行き交う船渡御も。
文化財指定ほか:大阪府の無形民俗文化財/日本三大祭、日本三大船神事、大阪三大夏祭り

大阪天満宮『天神祭』

毎年7月24日(宵宮) ~ 7月25日(本宮)、大阪市の大阪天満宮で『天神祭』が斎行されます。日本三大船神事、大阪三大夏祭り、そして京都・八坂神社の『祇園祭』、東京・神田神社の『神田祭』と並び「日本三大祭」にも数えられる歴史と伝統ある祭礼で

厳島神社『管絃祭』

祭礼日:旧暦6月17日=旧暦6月の大潮の日
場所:大阪市/大川(旧淀川)
歴史:平清盛が平安貴族が都の川や池で行なった優雅な「管絃の遊び」を厳島神社に移し、神様を慰める神事として執り行なったもの。
内容:厳島神社の祭神が乗る御座船(管絃船)は、対岸にある摂社・地御前神社までの海上を、舳先の左右に篝火(かがりび)を焚き、艫(とも)に吊るした4個の高張提灯、二十数個の飾り提灯などに明かりを灯し、夕刻(御本殿出御16:00)から深夜(御本殿還御23:00)に掛けて瀬戸の海を渡ります。
文化財指定ほか:廿日市市有形文化財(厳島神社管絃祭御座船)/日本三大船神事

厳島神社『管絃祭』|2024

2024年7月22日(月)、広島県廿日市市の厳島神社で『管絃祭』が斎行されます。旧暦6月17日に行なわれるもので、平安貴族が都で行なった優雅な「管絃の遊び」を今に伝えるもの。厳島神社を造営した平清盛はこの遊びを厳島神社に移し、神様を慰める神

日本三大川祭とは!?
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

日本三大祭とは!?

日本三大〇〇に関しては、自然発生的なものが多く、日本三大祭に関してもいわゆる「選者不明」の三大のひとつ。一般的にはその歴史、伝統、規模などを鑑みて、東京・神田神社(神田明神)の『神田祭』、京都・八坂神社の『祗園祭』、そして大阪・大阪天満宮の

日本三大船神事とは!?

神社などに祀られる御神体が、祭礼の際に船に乗って渡御する神事が「船神事」。大阪天満宮の『天神祭』、広島県厳島神社の『管絃祭』、島根県松江市の城山稲荷神社で10年に一度行なわれる『ホーランエンヤ』が「日本三大船神事」に数えられています。大阪天

日本三大祇園祭とは!?

京、感神院祇園社(現在の八坂神社)の祭礼『祇園御霊会(ぎおんごりょうえ)』が祇園祭のルーツ。全国の祇園社、天王社で行なわれてきましたが、そのうち、京の祇園祭と、会津田島祇園祭(福島県南会津町)、尾張津島天王祭(愛知県津島市)、博多祇園山笠(

日本三大盆踊りとは!?

平安時代、空也上人によって始められた踊念仏が、念仏踊りとなり、盂蘭盆会(うらぼんえ)と結びついて精霊を迎える、死者を供養するための行事として発展した盆踊り。日本三大盆踊りに数えられるのは、有名で、目下お騒がせの阿波おどり(徳島市)、徹夜踊り

日本三大流し踊りとは!

踊りながら町を流すのが「流し踊り」。日本三大流し踊りは、『阿波おどり』(徳島県徳島市)、『郡上おどり』(岐阜県郡上市)、そして『黒石よされ』(青森県黒石市)の3つ。日本三大といわれるものには、自称や「選者不明」的なものも数多くありますが、三

日本三大提灯祭とは!?

提灯(ちょうちん)とは本来、手に下げる明かりのこと。夜祭などの祭礼に使われることも多く、その代表格の秋田竿燈まつり(秋田県秋田市)、二本松の提灯祭り(福島県二本松市)、尾張津島天王祭(愛知県津島市)が「日本三大提灯祭」に数えられています。室

日本三大七夕とは!?

日本三大七夕に関しては諸説あり、定かでありません。歴史と規模からして『仙台七夕まつり』(江戸時代に創始、昭和2年に復活)、昭和26年に仙台を範として始まった『湘南ひらつか七夕まつり』、そして繊維の町・愛知県一宮市の『おりもの感謝祭一宮七夕ま

日本三大くんちとは!?

九州北部で行なわれる秋祭りが『くんち』。日本三大くんちに数えられるのは、博多おくんち(福岡県福岡市)、唐津くんち(佐賀県唐津市)、長崎くんち(長崎県長崎市)。名前の由来は、旧暦の9月9日(重陽の節句)に行なわれたから、収穫物を神に供える「供

 

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