埼玉県秩父市を流れる荒川に架る橋長530mの斜張橋が秩父公園橋。その美しいフォルムから秩父ハープ橋とも呼ばれています。埼玉県道208号(秩父停車場秩父公園線)の橋ですが、この秩父鉄道秩父駅と秩父ミューズパークを結ぶ県道は全長1590m、うち530mがこの秩父公園橋(秩父ハープ橋)ということに。
主塔の下で手を叩くと「鳴き龍現象」も
あくまで偶然の産物ですが、主塔の下で手を叩くと「鳴き龍現象」が体験できるというユニークな現象も。
平成5年度の土木学会田中賞を受賞しています(秩父市では3代目となる秩父橋も昭和60年度の土木学会田中賞受賞)。
橋が架る周辺が「武の鼻の荒川」(「竹の鼻の荒川」)といわれる一帯で、かつては「竹の鼻の渡し」という渡し船がありました。
江戸時代からあったという渡し船は、昭和28年、武之鼻橋(秩父公園橋のすぐ下流側に架かっています)の開通で廃止に。
例年7月19日に斎行される秩父神社夏祭り(境内社・日御碕宮例祭)『秩父川瀬祭』の「神輿洗いの神事」はこの秩父公園橋下の河原で行なわれます。
ちなみに、秩父ミューズパーク展望台は、この秩父公園橋(秩父ハープ橋)を眼下に、秩父市街や武甲山を一望にするビューポイントで、11月の雨上がりなどの早朝には、雲海の中の橋の主塔という不思議な光景を目にすることも。
名称 | 秩父公園橋(秩父ハープ橋)/ちちぶこうえんきょう(ちちぶはーぷきょう) |
所在地 | 埼玉県秩父市中村町〜寺尾 |
関連HP | 埼玉県公式ホームページ |
ドライブで | 関越自動車道花園ICから約25km |
駐車場 | 100台/無料 |
問い合わせ | 埼玉県県土整備政策課 TEL:048-830-5255 |
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