埼玉県越谷市にある古社が久伊豆神社(ひさいずじんじゃ)。越谷の総鎮守で、正式名は単に久伊豆神社ですが、越谷市内だけで久伊豆神社は7社、さいたま市岩槻区、鴻巣市、蓮田市、行田市、久喜市、加須市など周辺には多数の久伊豆神社があるため、越谷久伊豆神社と呼び分けています。
立葵の神紋は、鷹狩の際に将軍が参拝した証
越谷市街を流れる元荒川の北に鎮座する久伊豆神社で、創建年代は不詳ですが平安時代中期以降、武蔵七党の私市党(きさいとう=騎西党)の崇敬も篤かったと伝えられています。
祭神は、大国主命(おおくにぬしのみこと)、言代主命(ことしろぬしのみこと)。
江戸時代初期の慶長9年(1604年)、徳川家康は鷹狩の宿泊地として、越ヶ谷御殿(現在の越谷市御殿町全域)を造営(明暦3年/1657年の大火後、江戸城内の御殿が焼失のため、建物を江戸城二の丸に移築)。
その越ヶ谷御殿が元荒川の対岸にあったため、2代将軍・徳川秀忠、3代将軍・徳川家光も鷹狩りに際して休憩所に。
そのため葵紋の使用が許され、神紋も立葵(たちあおい)になっています。
越谷山神宮寺迎摂院は、江戸時代の別当寺(神社を管理した寺)。
境内には、国学者・平田篤胤の仮寓跡とされる松声庵も。
現存する本殿は、寛政元年(1789年)、拝殿は昭和39年の造営。
「久伊豆」が「くいず」とも読めることから、久伊豆神社は近年「クイズ神社」とも呼ばれ、クイズ番組関係者の参拝が増えているのだとか。
名称 | 久伊豆神社|越谷/ひさいずじんじゃ |
所在地 | 埼玉県越谷市越ヶ谷1700 |
関連HP | 久伊豆神社公式ホームページ |
電車・バスで | 東武北越谷駅から徒歩20分、越谷駅から徒歩25分 |
ドライブで | 東北自動車道浦和ICから約8km |
駐車場 | 専用駐車場(14台)・第2駐車場(19台)・第三駐車場(63台)/無料 |
問い合わせ | TEL:048-962-7136 |
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