埼玉県富士見市南畑にある中世の城、難波田城(なんばたじょう)の城跡公園が難波田城公園。荒川低地の一角に築かれた難波田氏の城館跡で、三重の堀と土塁に囲まれた平城。1万7240平方メートルが公園として整備され、東側が難波田城の姿を復原した「城跡ゾーン」、西側が市内の古民家を移築復原した「古民家ゾーン」になっています。
戦国時代の曲輪や水堀、土塁が復原
荒川低地の一角、荒川と新河岸川の間の自然堤防上に築かれた中世の城館で、天正18年(1590年)、豊臣秀吉による小田原征伐時に廃城になっています(築城は鎌倉時代と推測されています)。
注目の「城跡ゾーン」には、発掘調査の成果と古城図を基に、戦国時代の難波田城の城門(追手門、本城門)、曲輪や水堀、土塁を復原。
復原木橋も発掘調査で出土した橋脚をもとに復元するという凝りようです(つまり、橋脚の位置は往時のまま)。
水堀には往時とは異なり、花菖蒲やスイレンなどの湿性植物が植栽され、花見も楽しめる趣向になっています。
スイレンは5月~6月、行田蓮は6月~7月、花菖蒲は6月が見頃。
「古民家ゾーン」には、農家のかたわら油商を営んでいた旧金子家住宅(富士見市の文化財)、東大久保に建てられていた民家の旧大澤家住宅(富士見市の文化財)を移築復原。
古民家ゾーンの一角にある売店「ちょっ蔵」では、ミュージアムグッズや地元特産品、茶菓子などを販売しています。
難波田城公園 | |
名称 | 難波田城公園/なんばたじょうこうえん |
所在地 | 埼玉県富士見市下南畑 |
関連HP | 富士見市公式ホームページ |
電車・バスで | 東武東上線鶴瀬駅東口から市内循環バスで難波田城公園下車すぐ |
ドライブで | 関越自動車道所沢ICから約8km。東京外環道和光北ICから約9km |
駐車場 | 50台/無料 |
問い合わせ | 難波田城資料館 TEL:049-253-4664 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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