埼玉県さいたま市緑区、市街化が進む見沼田んぼの一画、氷川女體神社南側にある自然公園が、見沼氷川公園。公園の西を見沼用水西縁が流れ、東側には芝川があります。2.34haの小さな公園ですが、ラベンダーやミントなどのハーブが植栽されるハーブ園、修景池、芝生広場などが整備されています。
見沼干拓後に行なわれた『磐船祭』の祭祀遺跡も
唱歌『案山子』発祥の地ともいわれるため、入口にはそれにちなんだモニュメント(彫刻家・島田忠恵制作、金田一春彦揮毫)も。
唱歌『案山子』を作詞したのは、氷川女體神社神官の長男・武笠三(むかささん)。
東京帝国大学卒業後、旧制四高、埼玉県第一中学(現・浦和高)、旧制七高で教鞭をとり、明治41年から17年間にわたり国定教科書の編纂に携わっています。
その国定教科書編纂官時代に作詞したのが『案山子』というわけなのです。
公園内にある氷川女體神社磐船祭祭祀遺跡(ひかわにょたいじんじゃいわふねまつりさいしいせき)は、見沼が干拓されたことで、氷川女體神社の御手洗瀬である見沼に神輿を渡御させる『御船祭』の神事が中止となり、鳥居下の突端に柄鏡形の土壇を設け、その周囲に池を配し、祭祀の場とし、『磐船祭』として復活した場所(明治初年に『磐船祭』も廃絶)。
見沼氷川公園 | |
名称 | 見沼氷川公園/みぬまひかわこうえん |
所在地 | 埼玉県さいたま市緑区見沼500 |
関連HP | さいたま市緑区公園公式ホームページ |
電車・バスで | JR浦和駅から国際興業バスさいたま東営業所行きで朝日坂上下車、徒歩5分 |
ドライブで | 東北自動車道浦和ICから約4km |
駐車場 | 20台/無料 |
問い合わせ | さぎ山記念公園 TEL:048-878-3656 |
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