埼玉県川越市砂にある東武鉄道東上線の駅が、新河岸駅(しんがしえき)。大正3年6月17日、東上鉄道・高階駅(たかしなえき)として開業、大正5年10月27日、新河岸駅に改称された駅で、川越と江戸・東京を結んだ舟運を今に伝える駅名で、東武鉄道の難読駅名のひとつにもなっています。
川越を支えた舟運を今に伝える駅名
平成29年、橋上駅舎が供用開始され、平成30年にはバスが乗り入れる東口駅前広場が誕生、近代的な駅に変身しています。
平成25年からは和光市駅から東京メトロ副都心線に入り、東急東横線、横浜高速鉄道みなとみらい線との相互直通運転が行なわれ、元町・中華街駅行きの各駅停車も(新河岸駅〜元町・中華街駅を通しで乗ると1時間30分以上かかる長旅に)。
準急も停車しますが池袋行き。
新河岸という駅名は、川越藩が整備した新河岸川とその岸辺の川越五河岸(扇河岸、上新河岸、下新河岸、牛子河岸、寺尾河岸)に由来。
河岸(かし)とは川湊(かわみなと)の意で、新河岸駅近くに上新河岸と下新河岸があり、鉄道開通で役割がなくなりますが昭和初期まで舟運として機能していました(幕末から明治初年頃が舟運の全盛期)。
江戸と舟運で結ばれたことで、小江戸と呼ばれる川越の発展があり、その発展を支えたのが、川越五河岸です。
新河岸駅 | |
名称 | 新河岸駅/しんがしえき |
所在地 | 埼玉県川越市砂914-5 |
関連HP | 東武鉄道公式ホームページ |
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