三溪園で『蛍の夕べ』|横浜市|2019

三溪園・蛍の夕べ

2019年5月17日(金)~5月26日(日)、横浜市の三溪園で『蛍の夕べ』を開催。花菖蒲が咲く正門から眺める丘上にそびえる三重塔は三渓園の初夏を代表する眺め」(三溪園保勝会)とのことですが、そんな横浜の三渓園で、20:30までの夜間開園を実施。

三渓園外苑奥でホタルを観賞

三溪園
花菖蒲咲く三渓園と旧燈明寺三重塔

『蛍の夕べ』は、ライトアップも実施され、華やかなライトアップと密やかな蛍の灯り、対照的な風情が楽しめるという三渓園らしい風雅な趣向です。
とはいえ夕方以降は、危険もあるので観覧範囲が制限され、内苑や三重塔への山道などの区域が進入不可となります。

ホタルの生息エリアは、外苑奥の小川周辺。横笛庵、寒霞橋を目印に移動を。
ホタルがよく見える時間は、19:30~21:00頃。
「夜間園路は暗いので、段差などに十分ご注意ください。撮影は(どうしても液晶画面などが光を発するので)ご遠慮下さい」。

金・土・日曜にはホタルの観察コーナーを用意。
これは通常非公開の「旧燈明寺本堂」(重要文化財)に、虫かごに入ったホタルを置いて観賞するもの。
旧燈明寺本堂は、三渓園のシンボルでもある三重塔と同じ京都府木津川市・燈明寺にあった建物。
奈良時代に行基によって開山されたと伝わる燈明寺は、明治以降、寺勢は次第に衰微し、大正3年には三重塔を三渓園に移譲。
昭和27年にはついに廃寺となりました。
昭和23年の暴風雨で大破した本堂は、昭和57年に部材が三渓園に移送され、後に三渓園で復元されました。
中世密教寺院の中でホタル鑑賞、三渓園らしい演出です。

「駐車場は大変込み合いますので、公共の交通機関をご利用ください」とのことですが、とくに土日は公共交通機関の利用が賢明。

三溪園ホタル
三溪園で『蛍の夕べ』|横浜市|2019
開催日時 2019年5月17日(金)~5月26日(日)、蛍の夕べ開催期間中は21:00まで(入園は20:30まで)
所在地 神奈川県横浜市中区本牧三之谷58-1
場所 三溪園
関連HP 三溪園公式ホームページ
電車・バスで JR根岸駅から市営バスで10分、本牧下車、徒歩7分
ドライブで 首都高速本牧埠頭ランプから約2.5km
駐車場 150台/有料
問い合わせ TEL:045-621-0635/FAX:045-621-6343
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
三溪園『観月会』

三溪園『観月会』|横浜市|2024

2024年9月14日(土)~9月18日(水)日没後~21:00(入園は20:30まで)、神奈川県横浜市の三溪園で『観月会』を開催。2024年は3年ぶりの開催で、三重塔などの古建築をライトアップが行なわれ、雅楽や筝曲などのコンサートも実施。通

三溪園

三溪園

神奈川県横浜市中区にある実業家で茶人の原三溪(本名は原富太郎)が明治39年に開園した庭園が三溪園(さんけいえん/三渓園)。本牧海岸に沿う海岸台地や谷などの美しい自然の起伏をいかした、17.5haという広大な敷地に17棟の日本建築が配置されて

 

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