三井寺・金堂

大津市にある三井寺(みいでら)は正式には長等山園城寺(ながらさんおんじょうじ)といい、天台宗の総本山。金堂は1599(慶長4)年、豊臣秀吉の正室である北政所(ねね=高台院)により再建されたもので、国宝。

数奇な運命をたどった三井寺の本堂、金堂は国宝

1599(慶長4)年といえば伏見城で秀吉が死去した翌年のこと。
本尊は弥勒菩薩で、天智天皇が信仰していたという霊像を秘仏として静かに祀っています。
三井寺では、金堂の外陣に安置されている仏像などを除いて、残念ながら通常は尊像を拝観することはできません。

金堂に安置される木造阿弥陀如来坐像は、平安時代初期の8世紀末~9世紀のものと推測され、大津市屈指の古い木彫仏になっています。
木造不動明王立像も平安時代の作品です。

1595(文禄4)年11月、豊臣秀吉は、三井寺に対して、「寺領取り上げ諸堂取壊」という厳しい命令を下しています。
これが「文禄の闕所」(ぶんろくのけっしょ)で、これにより、山内にある諸堂をことごとく取り壊し、また比叡山などに移しています(比叡山西塔の釈迦堂は、三井寺金堂を移築)。
豊臣秀次事件に連座した明石元知を三井寺北院の僧侶、暁雲院が泊めたことが原因(『園城寺古記』)ともいわれていますが、秀吉の逆鱗に触れた理由は定かでありません。

1598(慶長3)年、徳川家康、毛利輝元、前田利家らの五大老連名による三井寺再興の許可が出され、秀吉は北政所に三井寺再建の遺言を残し、その翌日、生涯を閉じているのです。
徳川家康の助言もあり、北政所が金堂を再建したのは、秀吉の遺言でもあったのです。


 

三井寺・金堂 DATA

名称 三井寺・金堂/みいでら・こんどう
所在地 滋賀県大津市園城寺町246
公式HP 三井寺
電車・バスで 京阪石山坂本線三井寺駅から徒歩12分
ドライブで 名神高速道路大津ICから約3.5km
駐車場 350台(園城寺駐車場)/有料
問い合わせ TEL:077-522-2238
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

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