滋賀県立安土城考古博物館

滋賀県立安土城考古博物館

織田信長の築いた安土城跡、近江源氏の佐々木氏、後に近江守護六角氏の居城となった観音寺城跡周辺に広がる歴史公園が近江風土記の丘(おうみふどきのおか)。その中心施設が滋賀県立安土城考古博物館です。第一常設展示室が考古、第二常設展示室が城郭という2つのテーマを設定しています。

安土城周辺の古墳時代から戦国時代を学ぼう!

第一常設展示室(考古)では、滋賀県内における古代遺跡を詳細に紹介。
滋賀県内では最古・最大規模の前方後円墳である近江八幡市安土町の史跡瓢箪山古墳、東近江市能登川町伊庭地区にまたがる「大中の湖南遺跡」(弥生時代中期初頭の集落遺跡)など古墳時代から弥生時代の遺跡を横穴式石室の実物大復元や、実際の出土品を展示して解説しています。

大中の湖南遺跡から出土した田下駄や木鍬(大中の湖南遺跡出土の木製農耕具=滋賀県の文化財に指定)、大岩山遺跡出土銅鐸(国の重要文化財)、新開古墳出土資料(国の重要文化財)などは必見の価値があります。

第二常設展示室(城郭)では、国の特別史跡安土城跡をはじめ、史跡観音寺城跡など中世から近世の城郭を紹介。

とくに安土城と信長関連の展示は詳細で、安土城の300分の1スケールの復元模型や織田信長に関する資料を数多く展示し、信長の人格、幻の天守・安土城、天下布武への道、信長と宗教との関係(保護、弾圧そして支配)、本能寺の変にまつわる人々などを学べる仕組み。
安土城を訪れるならぜひ立ち寄りたい場所のひとつになっています。

周辺には旧安土巡査駐在所、旧柳原学校、旧宮地家住宅、安土城跡、観音寺城跡、大中の湖南遺跡、瓢箪山古墳などがあり、探勝の拠点となる施設です。

滋賀県立安土城考古博物館
滋賀県立安土城考古博物館
名称滋賀県立安土城考古博物館/しがけんりつあづちじょうこうこはくぶつかん
Shiga Prefectural Azuchi Castle Archaeological Museum
所在地滋賀県近江八幡市安土町下豊浦6678
関連HP滋賀県立安土城考古博物館公式ホームページ
電車・バスでJR安土駅から徒歩25分
ドライブで名神高速道路竜王ICから約14km
駐車場50台/無料
問い合わせ滋賀県立安土城考古博物館 TEL:0748-46-2424
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
滋賀県立安土城考古博物館

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